さまざまなシーンに馴染む “映えてエコ”な日本製サイクルラック登場
スポーツ自転車をスマートに駐輪できるサイクルラックに、街並みや店舗の雰囲気に馴染む、アルミと再生樹脂を使用したエコフレンドリーな製品が登場しました。
エコフレンドリーなサイクルラック
最近では観光地や飲食店など、様々なシーンで置かれることが多くなったサイクルラック(自転車スタンド)は、駐輪スペースを大きく取らずに、自転車スタンドがついていないスポーツ自転車をスマートに駐輪することができます。
移動(設置)も手軽で、自転車のサドルなどを掛けてコンパクトに駐輪できる便利なサイクルラックは、自作する人もいるくらいシンプルな構造で使われる素材もさまざまです。しかし既製品では意外と無骨なスタイルが多く、景観にマッチしないこともあります。そんなジレンマを経て誕生したのが、日本企業でアルミ製造の専門メーカーである、森田アルミ工業が手掛ける「CYCLE PIT(サイクルピット)」です。
最大の特徴は「アルミ×特殊樹脂」のハイブリッドです。桁にはアルミ素材を使い、自転車の部品に接触する部分には柔らかいゴム素材を使用しています。脚部は特殊なリサイクル樹脂で、天然木材のような風合いと、優れた曲げ強度・耐候性を兼ね備えています。そしてその風合いが、街並みやお洒落なショップの雰囲気に馴染むデザインであることも、大きな魅力となっています。
エコロジー、機能性、意匠性の3拍子が揃い、価格(消費税10%込み)は3万2978円。サイズは幅940×高さ1043×長さ2040mmで最大荷重は80kgと、クロスバイクなら5台ほど掛けることができそうです。構造は非常にシンプルで、組み立ては10分程度となっています。
■「CYCLE PIT(サイクルピット)」製品概要
サイズ(脚の幅×高さ×桁の長さ):940×1043×2040mm
重量:約13.5kg
カラー:つや消しブラック
最大荷重:80kg(バイク5台分を想定)
脚部材:再生樹脂(PP)
桁(横)材:アルミ
アルミ材塗装:アルマイト
アングル等金具:アルミ
ボルト等付属品:ステンレス
Writer: 山本健一
サイクルジャーナリスト(人力バイクのほう)。ジャーナリスト歴20年、自転車競技歴25年の公私ともに自転車漬け生活を送る。新作バイクレビューアー、国内外レースイベントやショーの取材、イベントディレクターなど、活動は多岐にわたる。