人生初の愛車にオススメ! スズキの万能アドベンチャー「Vストローム250 SX」

2023年8月に国内販売が開始されたスズキの250㏄アドベンチャー、「Vストローム250 SX」に試乗。そのインプレッションです。

個性的なクチバシデザインがオシャレなスマートアドベンチャー

 2022年5月にインドで販売が開始され、2023年8月に日本導入されたスズキの250㏄アドベンチャー、「Vストローム250 SX」に試乗しました。

スズキの250㏄アドベンチャー「Vストローム250 SX」と筆者(先川知香)
スズキの250㏄アドベンチャー「Vストローム250 SX」と筆者(先川知香)

 Vストローム250 SXは、「ジクサー250」と同じ油冷単気筒エンジンが搭載されたスポーツアドベンチャー。フロントのシャープなくちばしデザインが個性的な1台です。

 私(先川知香)のこれまでのインプレッション記事を読んでくれている人なら分かると思いますが、自分の愛車として選ぶなら足つきをかなり重視する私としては、車高が高い傾向にあるアドベンチャーモデルには少し苦手意識が付きまとうカテゴリ。

 Vストローム250 SXもその例外ではなく、第一印象は車高が高くて辛そうだなというものでした。

 しかし実際に跨ってみると、身長165cmの私でギリギリではありますが、両足のつま先がシッカリ着けるレベル。さらに車重も167kgと、そこまで重くは無い為、一気に安心感が高まりました。

 さらに、シートのクッションも厚めで、乗り心地は抜群。アドベンチャーモデルは自転車に座る姿勢とほぼ変わらないようなライディングポジションで乗れる事もあり、長距離移動も楽々な印象です。

シート高835mmの足つき性(身長165cm)
シート高835mmの足つき性(身長165cm)

 デザインも、この個性的なクチバシフォルムが個人的にはドストライク。スズキを象徴する鮮やかなチャンピオンイエローと独特なフォルムが唯一無二で、あまり他の人と被りたくないなど、独自性を重視する人にもピッタリなモデルとなっています。

 車格も昨今は、排気量よりコンパクトに感じるモデルが主流になっている中、ホントに250㏄?と疑いたくなるような堂々とした大きさで、存在感は抜群。

 同じ油冷エンジンを積む250㏄モデルで同じくインド発の「ジクサー250」を見た時は、その素材感や細かいディテールにどうしても安っぽさを感じずにはいられませんでしたが、このVストローム250 SXは、そういった残念ポイントも皆無でスズキの250㏄ラインナップの中でも、コストパフォーマンスは高めです。

【画像】スズキの250㏄スポーツアドベンチャーツアラー「Vストローム250 SX」の走りを楽しむ筆者(先川知香)を画像で見る(10枚)

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