プジョーSPEEDFIGHT 125 R-CUP スポーティなモデルながら乗りやすさは絶品
プジョーのスクーターといったら、「スピードファイト」のイメージが強いひとも多いのではないでしょうか? それもそのはずスピードファイトは20年以上の歴史を持ち、このモデルで4世代目となるプジョーの顔とも言えるスクーターなのです。その走りは名前の通りレーシーなイメージに仕上げられたスポーツスクーターです。
クルマと同じグラフィックを採用し、スポーティさを強調
「スピードファイト」は、フランスのプジョーが手がけるスクーターの中でも歴史が深いモデルです。誕生は1997年、シングルアームサスペンションを採用したスポーツモデルが初代となります。その後いくつかのモデルチェンジを経て現在で4世代目。片持のスイングアームやリザーバータンク付きのモノショックなど、スポーティなスタイリングに仕上がっていますが、特に今回試乗した「スピードファイト125 R-CUP」には、プジョー308のレーシングカップ使用にインスパイアされたグラフィックが採用されており、見た目もエッジの効いたスポーティな仕上がりとなっています。
コンパクトに仕上げられた車体は、全長1895mm、全幅700mm、全高1150mm。通勤快速の代表格ともいえる、スズキのアドレス125と比べると、全長1900mm、全幅685 mm、全高1135mmとほぼ同サイズですが、タイヤのサイズが13インチとなり、シート高が800mmとスクーターにしては高め(アドレス125は前12インチ後ろ10インチ、シート高745mm)の設定となっており、身長157cmの私じゃ片足しか届きませんでした。
見た目だけじゃなく、そのあたりにも欧州車の香りを漂わせている感じもしますが、それもスポーティでスパルタンなイメージに捉えられて、かえってやる気にさせてくれます。
さらにはフロントにあしらわれたエアダクトと縁取りされたLEDのヘッドライトもシャープに仕上がっていて、シングルシートカウルや、アルミ風のフットボードパネルもなにげにかっこいい。うん、かっこいいデス。
シンプルなデジタルフロントパネルの前には、スマートフォンホルダーが標準装備で備えられており、その裏側にはUSBソケットが配備されているので、スマホの設置もスマートに行うことができるのです。さすがの仏式クオリティです。