復活を遂げたカワサキ「メグロ」ブランド 2月1日発売の「MEGURO K3」は予約がほぼ満杯!? 増産の可能性も

カワサキが2020年11月17日に発表した新型車「MEGURO K3(メグロ・ケースリー)」が2021年2月1日に発売されました。公開から発売まで約2ヶ月半が経過しましたが、すでに販売計画台数に迫る堅調なセールスを記録しているといいます。

話題性あふれるカワサキの最新ネオレトロモデル

 カワサキが2020年11月17日に発表した新型車「MEGURO K3(メグロ・ケースリー)」が2021年2月1日に発売されました。

「カワサキ メグロK2(ケー・ツー)」(手前)とメグロブランド最新モデル「MEGURO K3(メグロ・ケースリー)」

 カワサキのネオクラシックモデル「W800」をベースにし、かつて販売されていたモデル「カワサキ500メグロK2」の雰囲気を踏襲したMEGURO K3は、高度な塗装技術が要求される銀鏡塗装とハイリーデュラブルペイントを施したフューエルタンク、アルミ型押し成型に職人が手作業で塗装したオリジナルエンブレム、“メグロ”ロゴを配した2眼アナログメーターなど品質に拘った専用装備を採用したメグロブランド復活を記念するプレミアムなモデルです。

 また、スポーツバイクメーカーとして日本初のブランドとなった“メグロ”の歴史を引き継いだカワサキの誇りであり、伝統を決して途絶えさせないという、強い決意の表れから生まれたMEGURO K3では、レトロな外観でありながらABSやETC2.0車載器、グリップヒーターなど、現代のバイクらしい装備も搭載されています。

メグロブランド最新モデル「MEGURO K3(メグロ・ケースリー)」

 発表から約2ヶ月半、2月1日についに発売となったメグロの予約・受注状況についてカワサキの広報担当にうかがってみました。

―――専用装備を備えることでベースのW800よりも高価な設定となっていますが、ユーザーからの反響や受注状況はどのような状態でしょうか。

 ありがたいことに公開してからこれまで、今年の販売分はほぼ満杯の勢いで予約・注文を頂いています。また、販売網であるカワサキプラザからも展示依頼があるなど多くの反響を頂いています。

―――当初の予定では2年間で400台の生産という発表でしたが、増産の可能性などもあるのでしょうか。

 MEGURO K3はエンブレムや燃料タンクの塗装など、職人さんによる作業工程が多いため、当初は増産の計画はありませんでしたが、多くのお客様から予想を上回る反響をいただいているため、その声に応えるためにも増産を検討していく予定です。

メグロブランド最新モデル「MEGURO K3(メグロ・ケースリー)」。燃料タンクにはアルミ型押し成型に職人が手作業で塗装したオリジナルエンブレムが装着されています

―――多くの反響に応え、派生モデルの展開などもあえるのでしょうか。

 現状ではそうした計画についてはお答えできませんが、多くの方からメグロというブランドを認知して頂いていることを大変うれしく思っています。今後も新型車はもちろん、今年の1月末にご案内したレンタルサービスなどの拡充などでカワサキの魅力を感じていただければ幸いです。

※ ※ ※

 2020年にはMEGURO K3のほか、4気筒250cc「Ninja ZX-25R」やスーパーチャージドエンジン搭載の大型ネイキッド「Z H2」を日本市場に導入するなど、話題性あふれるモデルを投下してきたカワサキだけに、今後の動向に注目したいところです。

【了】

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