創立100周年にMotoGPで20年ぶりにタイトル獲得のスズキ 2021年シーズンの参戦体制を発表
2020年シーズンに20年ぶりにタイトルを獲得したスズキのファクトリー・チーム「Team SUZUKI ECSTAR(チーム・スズキ・エクスター)」が2021年の参戦体制を発表しました。ライダーは昨年と同じく、チャンピオンを獲得したJ・ミル選手とA・ロウズ選手が起用されています。
2020年と変わらぬライダーでタイトル防衛を目指す
2020年シーズンに20年ぶりにタイトルを獲得したスズキのファクトリー・チーム「Team SUZUKI ECSTAR(チーム・スズキ・エクスター)」が2021年の参戦体制を発表しました。

2020年シーズンは、印象的なレースを展開し見事チャンピオンを獲得したジョアン・ミル選手と、ケガに悩まされたながらシーズンを戦い抜き総合3位に輝いたアレックス・リンス選手の2名で参戦したスズキですが、2021年シーズンも昨年と変わらずに同2名のライダーでシーズンに挑みます。
また、チーム・スズキ・エクスターは今シーズン、世界的な飲料メーカーである「モンスターエナジー」のスポンサーシップを得たため、レースで使用されるマシン「GSX-RR」では新たなカラーリングが採用されています。
今回の発表に際し、J・ミル選手、A・リンス選手は次のようにコメントしています。
■#36 J・ミル選手

「新シーズンは、多くの有力選手が参戦するスリリングなシーズンになりそうです。昨年優勝したにもかかわらず、今シーズンは自分自身を “お気に入り “とは考えていません。
しかし、それにもかかわらず、2021年には “倒すべき男 “として臨むことになりますし、それにまつわるプレッシャーがあることは確かですが、正直言って、私はそれを気にしていません。プレッシャーは常に私を抑え込むのではなく、余分な後押しをしてくれていますから。
今年も新型コロナウイルスの流行による渡航制限など、奇妙なシーズンになりそうですが、我々MotoGPファミリーだけでなく、世界中のファンのためにも、物事がどんどん良くなっていくことを願っています。
昨年はGSX-RRの開発上の制約から大きな改善のステップを踏むことができませんでしたが、スズキのR&D部門と我々のトラックエンジニアやメカニックが改善のためのステップを見つけてくれたと確信しています」。
■#42 A・リンス選手

「冬の間ずっと、コースに戻ることを楽しみにしていました。特にトラックバイクを使って多くのトレーニングをしてきましたが、GSX-RRに乗ることに勝るものはないです。今年は僕らにとって素晴らしい年になるでしょう。
今まで以上にモチベーションが上がっているし、マシンが勝てることを知っているので、戦う準備はできています。カレンダーはかなり充実していますし、速いライダーが多いので、いつものように一貫した成績を残す構築ことが鍵になるでしょう」
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2021年シーズンは、FIMの最高峰選手権であるMotoGPに復帰して7年目のシーズンとなるスズキ。2020年に引き続き、タイトル防衛となるか注目が集まります。
【了】