スポーティさを増した「スポーツチーフ・カスタム」

　インディアンモーターサイクルと、長年のパートナーであるクレイジーホースは、「スポーツチーフ」をベースにした最新カスタム「RAGE」を公開しました。

　2021年にフルモデルチェンジしたインディアンのクルーザーモデル「チーフ」シリーズに加わったバリエーションモデルとなるスポーツチーフは、排気量1890ccの空油冷V型2気筒エンジン「サンダーストローク116」を搭載するスポーツ・クルーザーです。

　ウェールズのロックバンド「ザ・ステレオフォニックス」のベーシストであり創設メンバーであるリチャード・ジョーンズ氏のために製作されたRAGEは、ジョーンズ氏自身がデザインした要素を取り入れた一台で、英国の道路やライディングスタイルに適したカスタマイズを実施。

　バックランド・オートモーティブ・エンジニアリングのエイドリアン・スミス氏によるハンドメイドのベリーパン（アンダーカウル）やOJZエンジニアリング製の2in1パフォーマンスエキゾースト、Pageant Paintによるエレガントな塗装、BamBamによるシート、Krazy Horseがデザインしたサンドキャストアルミニウムサイドカバー、ジョーンズ氏がデザインしたワンオフのアルミ製ダービーカバーなどを備えることで、よりスポーティでゴージャスな一台へ昇華されています。

　今回の発表に際し、RAGEのオーナーであるリチャード・ジョーンズ氏は次のようにコメントしています。

「バイクに乗ることは、私の情熱のひとつです。バイクに乗ると、まったく違う場所に連れて行ってくれるんです。クレイジーホースのマーチャンダイザー、ポールから、バイクのデザインに使えそうなイメージはないかと聞かれました。

　僕はツアーに出るたびにプレクトラムにタトゥーのデザイン（スペードのエースのデザインのデスカード）を入れているんですが、このデザインが伝統的な手砂鋳造で再現され、その様子を見ることができると知ったときは、本当にうれしかったですね。

　私は、サウスウェールズの製鉄所で働いていたことがあるので、鋳造所にいると10代の頃に戻ったような気持ちになります。ポールや彼のチームと一緒に仕事をすることは、とても素晴らしいことです」。