少しでも安く二輪免許を取得したい！

　バイクの免許を取ろうと考えた際に、まず「教習費用がどのくらいかかるのか」と考えるひとは多いと思います。同じバイクの免許を取得するなら、少しでもリーズナブルな方法を選びたいと思うのは、普段の買い物と一緒です。

　バイクの免許は、免許の種類や取得条件などにより違いがありますが、ある程度のまとまったお金が必要となります。

　たとえば、400ccまでのバイクを運転する事ができる普通自動二輪免許の教習費用は、普通自動車免許を持っていない場合で15万円前後が相場。ただし普通自動車免許を持っていれば、一部の学科と技能の教習が免除されるため、さらに5万円ほど安くなります。

　そんな免許を安く取得する方法としては、合宿免許の利用が挙げられます。合宿免許は宿泊施設に泊まり込んで集中的に免許の取得を目指すため、教習所に通うよりも短期間で取得できるのがメリット。また、費用も教習所に通うよりも安くなる傾向にあるので、教習費用を抑えるために利用したという人も多いと思います。

　ただし、それでも教習費用は決して安いとは言えません。そこで、合宿免許の利用以外の教習費用を安くする方法をご紹介します。

　教習所の費用は、入校時期や割引キャンペーンをうまく利用することで、安くすることが可能です。

　教習所の料金は時期によって大きく差があり、とくに割高になるのが学生や社会人が休みになる時期。春先の2月から3月や、夏休みとなる7月から8月、年末の12月後半から年始にかけては、バイクの免許を取ろうとする学生を中心に混み合う為、料金は必然的に割高になります。

　逆に、この時期を外せば閑散期となるため、教習所の方も1人でも多く生徒を呼び込もうと必死になります。そのため、繁忙期よりも料金を下げて割安にする教習所がほとんど。時間に余裕がある人は、なるべく空いている時期に申し込みをすると、費用を安くすることができるかもしれません。

　また教習所によっては、さまざまな割引メニューやキャンペーンが用意されています。これらのサービスを上手に活用することで、通常よりも教習費用を安くすることが可能です。

　たとえば学生割引いわゆる「学割」は、高校生や大学生、専門学生などの学生に限定した割引で、学生証を提示することで適用されます。また、同時申し込みで割引が受けられる「グループ割引」や「ファミリー割引」といったメニューもあり、これらは友人や兄弟姉妹など、2人以上で同時に申し込むと人数に応じて割引してくれるサービスです。

　さらに早期で申し込むと割引が受けられる「早期割引」というものも存在。春休みや夏休みなどの繁忙期シーズンはすぐ満員になってしまうので、2か月以上前に申し込む事で、割引サービスを受けられる教習所がほとんどです。

　他にも、教習所の卒業生や在校生の紹介で入校すると割引サービスを受けられる「紹介割引」が用意されている所も。卒業生が同じ教習所で他の免許を申し込むと割引される、「卒業生割引」というサービスが用意されている教習所も多くあります。

　そのほか、ホームページから申し込むと割引が受けられる「インターネット割引」や、「Web限定割引クーポン」を発行している教習所も増えてきました。その為、教習所に申し込む際は、まずはホームページを確認してみましょう。

　なお割引メニューは、教習所によって扱っている内容や割引額が違ってきます。入校を決める前にホームページやパンフレットなどでよく確認して、上手く活用すると教習費用を安くするようにしましょう。

　また教習プランを選ぶ際に、平日のみの教習に限定した「平日割引コース」を選択すると割引を受けられる教習所もありますが、このプランを選択した場合は、土日と祝日は予約をすることができない上に、教習所が比較的空いている閑散期のみ受付をおこなっているケースが多いようです。

　平日割引コースは主婦の人や、平日に余裕のある学生に最適なプランといえるでしょう。