ホンダ「モンキー125」は可愛いさと走りを両立した大満足の1台! レーシングライダー石塚健の市販車インプレッション
レーシングライダーの石塚健選手が試乗した、ホンダ「モンキー125」の乗り味をレポートしてくれました。
可愛いだけじゃない!しっかり走れる走行性能にびっくり
皆さんこんにちは!レーシングライダーの石塚健です。突然ですが皆さんは、「可愛いバイク」と言うと、どんなバイクを想像しますか?
僕はそのジャンルの最前線をひた走っている、「モンキー」を思い浮かべます。ひと目で伝わるあの可愛いモンキーらしさや、こだわりの各部パーツのサイズ感や形状、全体的にふっくら丸みのあるシルエットが絶妙なバランスです。
そんなホンダの大人気レジャーバイク「モンキー125」が2023年9月21日にカラーリングが変更され、新たに発売されたので、試乗してきました。
今回、モンキー125に設定されたカラーバリエーションは、若々しい印象の「バナナイエロー」、情熱的な印象の「パールネビュラレッド」、落ち着いた印象の「パールシャイニングブラック」の全3色。
フレームとスイングアーム、そしてサスペンションのスプリングにもそれぞれの色が配色されていて、まとまりある外観がお気に入り。とにかく可愛いく、どの色も派手でかなり目を引くデザインです。
シートの座面にもチェック柄が採用されていて、これまたオシャレ!跨るだけでテンション上がってしまいます。
そんなモンキー125のシート高は776mm。僕(身長165cm)がまたがって足付きを見てみると、両足共にべったり地面に着く事が可能。膝にもかなり余裕があります。この足つき性の良さも、モンキーの特徴。
シートがフカフカで座り心地も最高!これなら長距離運転をしても、お尻が痛くならなさそう。個人的にお尻の皮が薄め?なので、ここは推しポイントの1つです。
それでは早速、試乗していきます。
走り出してまず思った事は、意外とトルクがあるなというとこ。そしてライダーの操作に敏感で、素直に走ってくれるので、めちゃくちゃ楽しい1台です。
決してギクシャクするようなパワー感はないものの、しっかりとアクセルを捻れば簡単にフロントがウイリーできちゃう程。
小さくて可愛い系のバイクなのに、太めの排気音を奏でながら元気に走るし、「しっかりとバイク」だから、なんだか愛着が湧いちゃうし、所有感をしっかりと満たしてくれる存在感もお気に入り。
他の、排気量が大きなバイクと比べても、より景色を眺めたり、雰囲気を楽しむ余裕が生まれて、個人的にバイクに乗る醍醐味的な部分を味わえるのも、モンキーの好きなポイントです。
若干エンジンの振動は大きめで手足に細かく伝わってきますが、それもモンキーらしいなとなぜか許容できてしまうのが不思議。そしてやはり小回りが効きく! 小回りは効くし足付きは良いし、車重も軽いので、Uターン時などの不安も皆無です。
とにかく可愛くてオシャレ、そして乗りやすくて、しっかりとバイクを味わえる。それだけでも十分モンキーを選ぶ理由になるなと実感!
また、カスタムパーツも多いので、その分楽しみの幅も広く、カスタムするけどそれほど走らないという、いわゆる「盆栽」としてもモンキーは楽しめちゃう1台です。
さて、そんなモンキー125の価格(消費税込)は44万円。
思っていたよりもスポーティな走りができ、乗る楽しさ、操る面白さを感じさせてくれるホンダ「モンキー125」。
気になった方は是非、試乗してみてくださいね!それではまた次回!
Writer: 石塚健
(レーシングライダー)埼玉県出身の28歳。3歳からポケットバイクに乗り始め、ロードレースというオートバイ競技に参戦。現在は世界各国で活躍できるライダーを目指して日々、活動中。 2019年から、ヨーロッパでおこなわれる「FIM CEV REPSOL Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップ」への挑戦を開始。2024年は「FIM 世界耐久選手権」のトップカテゴリーとなるEWCクラスに、スロバキアのMaco Racing Teamより参戦します。スポンサー募集中!応援よろしくお願いします。