LCR Hondaのルーチョ・チェッキネロ監督に聞いてみた「もてぎってどんなコース?」
毎年、10月中旬の週末に、栃木県にあるツインリンクもてぎで開催される「MotoGP 日本グランプリ」。2019年も大盛況で幕を閉じました。世界のサーキットを転戦しながらシリーズチャンピオンを目指すトップライダーたちは、日本グランプリの会場であるツインリンクもてぎの国際レーシングコースについて、どんな印象を持っているのでしょうか。
「もてぎ」は特別なサーキット
2019年10月18から20日の3日間、栃木県にあるツインリンクもてぎでMotoGP日本グランプリが開催されました。
毎年、世界のトップライダーたちがこの地に集結し、激しいバトルで観客を楽しませてくれますが、世界中のサーキットを走りつくした彼らは、その会場であるツインリンクもてぎについて、いったいどんな印象をもっているのでしょうか。
ロードレース世界選手権(WGP:現MotoGP)に参戦経験もあり、現在はLCRホンダのチーム監督としてライダーたちを束ねるルーチョ・チェッキネロ監督に、その印象を聞いてみました。
「私は1999年に初めてもてぎに来てから毎年来ていて、今年で20回目になります。
それはとてもいい機会で、ホンダから日本の重要なレース関係者が来るし、私たちにとってはとても興味深い特別なレーシングコースです。
また、サーキットとしてはストップ&ゴーやタイトで高速なコーナーが多いレイアウトで、難しいコースでもあります。
しかし、私たちは日本のファンがとても歓迎してくれるので、この場所に来ることが好きです」
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MotoGP 日本グランプリがツインリンクもてぎで開催されるようになった1999年から、毎年来ているというルーチョ・チェッキネロ監督は、1996年に自身のチーム「LCR」を設立。翌年には、チームメイトに日本人ライダーの上田昇氏を迎えています。
さらに、現在は日本人ライダーの中上 貴晶 選手を起用するなど、日本とは深い関わりのある人物です。
そんなライダーとして、そして監督としても世界を舞台に戦ってきたルーチョ・チェッキネロ氏にとってツインリンクもてぎは、いろいろな意味で特別なサーキットのようです。