2000年に発売された第二世代の5代目CBR900RR Fireblade(SC44)にライバル車ヤマハYZF-R1出現!

ホンダCBR900RRのライバル車ヤマハYZF-R1の出現でスーパースポーツクラスは一気に市場が活気付きます。第二世代のCBR900RRを投入したホンダは、開発のペースを加速させて行きます。

フルモデルチェンジを行った5代目CBR900RR Fireblade(SC44)とは?

 1992年に第一世代が発売されてから小改良を行い進化していたCBR900RR Firebladeは、2000年にフルモデルチェンジし、第二世代となる5代目CBR900RR Fireblade(SC44)が登場します。

2000年に発表された5代目「CBR900RR Fireblade(SC44)」

 排気量を929ccと拡大した水冷4サイクルDOHC4気筒の新エンジンには、フューエルインジェクションシステムを採用、最高出力も148ps/11000rpmを発揮し、エキゾーストパイプの一部やサイレンサーに軽量なチタン材などを採用し、車両重量も初代CBR900RRから約15kの軽量化、さらに鋭いハンドリングを実現していました。

 メインフレームをセミピボットレスフレームに変更したことで5代目CBR900RRは、エンジンに直接スイングアームが取り付けられていました。

 また、足回りも正立2ピース構造のフロントフォークから倒立フォークへ変更、フロントホイールも16インチから17インチへインチアップ、ヘッドライトは、ロービームで真ん中の1灯、ハイビームで3灯すべてが点灯する1眼3灯式に変更され外観もよりいっそうシャープなデザインに仕立て上げられています。

 各国で名称が異なるCBR900RR Firebladeは、北米仕様CBR929RR、欧州仕様CBR900RRと呼ばれていました。

 1998年にヤマハのスーパースポーツYZF-R1が発売、スズキからも2001年GSX-R1000が発売されるなど、スーパースポーツクラスの開発が各メーカー間でも激化します。

北米仕様ではCBR929RRと呼ばれていました

■CBR900RR Firebladeの諸元

全長×全幅×全高:2040mm×685mm×1135mm
車両重量:198kg
エンジン:水冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量:929cc
最高出力:148ps/11000rpm
最大トルク:10.3kg-m/9000rpm
ガソリン容量:18リットル

【了】

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