世界グランプリ開催目前!全日本王者小川友幸選手が語る、はじめての「トライアル」観戦のポイントとは?「観客との距離の近さ」が最大の魅力!
2024年5月18日から19日にかけて、「2024 Hertz FIMトライアル世界選手権 第1戦 大成ロテック日本グランプリ」がモビリティリゾートもてぎで開催されます。トライアル世界選手権について、全日本で13度のタイトルを獲得している小川友幸選手にトライアルの楽しみ方を聞いた。
日本の「レジェンド」が語る、トライアルの魅力とは?
2024年5月18日から19日にかけて、「2024 Hertz FIMトライアル世界選手権 第1戦 大成ロテック日本グランプリ」がモビリティリゾートもてぎで開催されます。

険しい崖や岩場を駆け抜ける「トライアル」は、発祥の地であるイギリスをはじめとするヨーロッパで人気の高いモータースポーツですが、日本ではまだまだ馴染みが薄いのも事実です。
はじめてトライアルを観戦するというビギナーは、世界最高峰の戦いが見られる日本グランプリをどのように楽しめばよいのでしょうか?
全日本トライアル選手権において歴代最多となる13度のタイトルを獲得したトライアル界のレジェンドであり、日本グランプリでも解説を務める小川友幸選手に、そのポイントをうかがいました。

–トライアルというモータースポーツの魅力はどこにあるのでしょうか?
速さを競うロードレースのようなモータースポーツと比べて、「ライダーの表情が見える」、言い換えれば「観客の方との距離が近い」のはトライアルならではですね。
実際、観客の方からの声援もライダーにしっかりと届きますし、私自身、観客の方からの声援で力をもらえた経験が何度もあります。このような観客と選手の一体感は、トライアルの大きな魅力だと思います。
そもそも、ほとんどの方にとっては、バイクで岩などの障害物を超えるという発想自体が新鮮なのではないでしょうか?
そういった意味では、現地で観てもらえばシンプルに感動してもらえる競技だと思いますね。
–日本グランプリはどのような特徴があるのでしょうか?
世界各地で開催されるトライアル世界選手権のなかでも、モビリティリゾートもてぎで開催される日本グランプリは、MCが観客をあおったりするなど『お祭り感』が強いのが特徴です。
出場するライダーのなかにも、そうした雰囲気を楽しみにしている選手が多い印象ですね。
その一方で、2024年シーズンはモビリティリゾートもてぎが“開幕戦”となることもあり、各選手がピリピリしているとも聞いています。
そのため、今年の日本グランプリはいつもとは少し違う雰囲気になるのではと予想しています。

–2024年シーズンでは、ルールが大きく変更されます。観戦する人にとって影響はあるのでしょうか?
選手はもちろん、観客の方にもものすごく大きな影響があると思っています。
今回のルール変更をわかりやすく説明すると、足を付いてその場に止まったりバックしたりして、体制を整えることができるようになりました。
たとえば、これまでのルールでは難所とされていた場所が、体制を整えられるようになることで簡単にクリアできてしまうため、さらに難易度を上げる必要があります。
その結果、より高さのあるセクションが多くなり、これまで以上に迫力のあるシーンを見ることができるようになると思います。
–はじめて観戦する場合は、どういったところに注目すればよいのでしょうか?
ゴルフと同じで、大きくわけて2つの観戦方法があると思います。
ひとつは、お気に入りの選手を見つけてその選手を追いかけていくという方法、もうひとつは、観戦するセクションを固定してそこでたくさんの選手を見るという方法です。
どちらを選ぶかはそれぞれだと思いますが、いずれにせよ、モビリティリゾートもてぎの公式Webサイトを見るなどして事前に情報を仕入れておくのがベターです。
そうしないと、セクションの場所がわからなかったり、お目当ての選手を見つけられなかったりしてしまう可能性がありますからね。

注目選手という意味では、やはり現在17連覇中という圧倒的な実績を持つトニー・ボウ選手ですね。
ただ、最近は若手の躍進が著しいため、ボウ選手も焦っていると聞いています。また、雨が降ったりするとコースの表情がガラリと変わるため、状況次第では何が起こるかわからないと考えています。
※ ※ ※
日本グランプリの当日のモビリティリゾートもてぎでは、ホンダのモータースポーツやクルマ、バイクを「見て、遊んで、体感する」ことができるイベント「エンジョイホンダ2024」も開催される予定です。
例年以上に多くの人々が訪れることが予想されるなかで、世界最高峰のライダーたちがどのようなテクニックを見せるのか、注目が集まります。









