「クラス最軽量・最コンパクト」を目標に開発された9代目「CBR1000RR(SC59)」

スーパースポーツのトレンド、攻撃的なスタイリングから初代CBR900RRを彷彿とさせるスタイルに立ち返り発表された9代目CBR1000RRは、初代と同じ達成手法で実現させました。

CBRの原点に立ち返り開発を進めたCBR1000RRとは?

 このCBR1000RRは、「Total Control(乗りやすさ)」「Design(デザイン)」「Power (力強さ)」の3要素を追求しています。「Total Control(乗りやすさ)」は、単なるハイスペックマシンの追求ではなく、ワインディングから日常での使用まで幅広くカバーする優れた操縦性やライディングポジションの実現し、「Design(デザイン)」は、究極の運動性能を実現するための機能を徹底追求、「Power(力強さ)」は、ハイパワーでありながら扱いやすさも高度に両立するエンジン特性を追求しています。

 これら3要素を高次元で融合することで、「All the Best in Super Sports(オール・ザ・ベスト・イン・スーパースポーツ)」を徹底追求したCBR1000RRを実現しています。

9代目「CBR1000RR(SC59)」

 このCBR1000RRは、「Total Control(乗りやすさ)」「Design(デザイン)」「Power (力強さ)」の3要素を追求しています。「Total Control(乗りやすさ)」は、単なるハイスペックマシンの追求ではなく、ワインディングから日常での使用まで幅広くカバーする優れた操縦性やライディングポジションの実現し、「Design(デザイン)」は、究極の運動性能を実現するための機能を徹底追求、「Power(力強さ)」は、ハイパワーでありながら扱いやすさも高度に両立するエンジン特性を追求しています。

 これら3要素を高次元で融合することで、「All the Best in Super Sports(オール・ザ・ベスト・イン・スーパースポーツ)」を徹底追求したCBR1000RRを実現しています。

水冷4ストロークDOHC 4バルブ直列4気筒エンジン搭載

 新設計エンジンは、水冷DOHC直列4気筒のレイアウトを踏襲し、シリンダーヘッドの小型化などエンジン単体で約2.5kgの軽量化とコンパクト化を徹底的に追求されています。さらに、従来モデルから採用している電子制御燃料噴射装置プログラムド・デュアル・シーケンシャル・フューエル・インジェクションシステム(PGM-DSFI)に加え、エキゾーストパイプとマフラー内に三元触媒機構(HECS3)を装備することで、平成19年国内二輪車排出ガス規制に適合させている。

 シリンダースリーブには高回転化に対応し、シリンダーに直接Ni-SiC(ニッケル-シリコンカーバイド)表面処理を施し、シリンダーピッチを変更することなくボアの1mm大径化(総排気量999cc)を実現。また、Ni-SiC表面処理を採用したことで、高回転、高負荷時の耐久性を確保し、信頼性の向上も図っています。

 高回転時からのシフトダウンでも後輪のロックを抑えるアシストスリッパークラッチは、2006年にロードレース世界選手権でチャンピオンを獲得したMotoGPマシンRC211Vに採用していたもので、クラッチレバー荷重を軽減し扱いやすさも実現されています。

ショートノーズのカウリングにウインカー内蔵のバックミラーでエアロダイナミクスデザインを実現

 スタイリングは、運動性能の向上を図るために、空力性能の向上とマスの集中化を図ったフォルムとされています。空力性能も徹底的に追求されており、ショートノーズのカウリングや軽快なリア回りなど、MotoGPマシンRC212Vで培ったエアロダイナミクスデザインを実現しています。さらに、マフラーを下方に配置することでマスの集中化にも貢献しています。

 ヘッドライトは、個性的なデザインのラインビーム異型2灯タイプを新たに採用。LEDポジションランプ付ウインカーは、バックミラーと一体式とすることで、デザインにアクセントを加え被視認性を高めるとともに、空力特性の向上にも寄与しています。

 新開発の高剛性アルミ鋳造製ツインチューブフレームは 部品構成点数を9点から4点に削減し、メインパイプ部の全幅を30mmスリム化したコンパクトかつシンプルな構造とし、市街地からスポーツ走行まで、扱いやすく優れた操縦安定性を実現している。また、メインフレームとスイングアームをブラックで統一することで、より精悍なイメージとしている。

新開発の高剛性アルミ鋳造製ツインチューブフレーム

■CBR1000RR(SC59)諸元(国内仕様)

全長×全幅×全高:2080mm×680mm×1130mm
車両重量:201kg
エンジン:水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒
燃料供給装置形式:電子制御燃料噴射装置(PGM-DSFI)
総排気量:999cc
最高出力(国内仕様):87ps/9500rpm
最高出力(輸出仕様):178ps/12000rpm
タンク容量:17リットル
変速機形式:常時噛合式6段リターン

CBR1000RR(SC59)当時の国内販売価格(税込)は、139万円(スタンダードカラー)、142万円(トリコロール)でした。

【了】

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