ダカールラリー第9ステージは、ホンダ勢が強さをみせ表彰台独占!

ダカールラリー第9ステージは、Monster Energy Honda Teamの3名のライダーが表彰台を独占しました。また総合2位につけていたRed Bull KTM Factory Teamトビー・プライス選手が途中転倒し、リタイアしています。

ホンダ勢がダカールラリー連覇に向け好調を維持

 紅海の海岸沿いに465kmに渡って走行するスペシャルステージ(以下:SS)を含む総距離579kmのダカールラリー第9ステージは、終着地点であるネオムのビバークに向かいます。第9ステージでは、ケビン・ベナバイズ選手が優勝、2位にリッキー・ブラベック選手、3位にホセ・イグナシオ・コルネホ選手と続きMonster Energy Honda Teamの3名のライダーが表彰台を独占しました。また、総合順位も引き続きホセ・イグナシオ・コルネホ選手がトップを維持しています。

第9ステージでは、ケビン・ベナバイズ選手が優勝し、総合順位も2位に浮上

 ネオムでのループステージで展開される第9ステージは、多くの岩場や砂が舞う固い路面と30℃を超える蒸し暑い気候で限界を試される総距離579kmの内465kmに及ぶSSがライダーたちにとっても厳しいステージとなりました。

 総合首位のホセ・イグナシオ・コルネホ選手は、ネオムのビバークからループするコースを走りきり、スタートしたビバークから6kmの場所にあるフィニッシュラインに3位で到達し、総合順位トップの座をさらに手堅いものにしています。第9ステージのスペシャルステージですばらしいパフォーマンスを見せ優勝を果たした総合2位のケビン・ベナバイズ選手とは、11分24秒の差をつけています。

 リッキー・ブラベック選手も開始後から素晴らしいペースで走行し、総合2位につけていたRed Bull KTM Factory Teamトビー・プライス選手が途中転倒し、助けるためマシンを止める姿も見られました。メディカルヘリが現場に到着するのを見届けると、ブラベック選手は再びコースへと走行復帰、その間のタイムロスは控除され、第9ステージの結果は2位となっています。トビー・プライス選手は、第9ステージでリタイアとなりました。

■ケビン・ベナバイズ選手(第9ステージ:1位)

Monster Energy Honda Team ケビン・ベナバイズ選手

 とてもハードなスペシャルステージでした。チームメートでもあった友人のパウロ・ゴンサルヴェスが亡くなって今日で1年です。今日は彼のために戦いました。そして、この優勝は彼に捧げます。果たすことができ、とてもうれしかったのと同時に、ステージ終盤で弟(ルチアーノ・ベナバイズ、KTM)が転倒し負傷したと知りとても心配でした。彼は無事だという知らせに安心しましたが、いろいろな感情に翻弄される日となりました。

■リッキー・ブラベック選手(第9ステージ:2位)

Monster Energy Honda Team リッキー・ブラベック選手

 今日は間違いなくタフな1日でした。3番手からスタートし、465kmという長距離に渡る今日のSSは、ナビゲーションをするにも砂漠を走るのも長い1日でした。トビー(プライス)が転倒してしまい、彼を助けるために止まりドクターヘリが到着するまで20分ほど待ちました。トビーは優勝争いをしていただけにとても残念ですが、全員に起こりうることです。毎朝ギアを入れ走り始めれば、このようなことは誰にでも起こることだと全員が理解していますし、そのリスクを負って誰もが戦っています。

 ダカールラリー後半戦は厳しい週になりそうです。昨年はこの地からスタートし、砂丘で終わりを迎え、スムーズに進むことができました。今年は逆で、砂丘から始まり、岩からなる凸凹した路面や川底の荒れた地形で終わりを迎えることになります。この週は睡眠を取りすぎるよりも、常に集中していたほうがいいかもしれません。残りあと3日となりましたが、今日何人かのライダーたちが転倒などアクシデントに遭っています。残りの3日間でいろいろなことが起こるでしょう。フィニッシュラインを目指し集中して走行し、いい結果を出せるように引き続きがんばります。

■ホセ・イグナシオ・コルネオ選手(第9ステージ:3位)

Monster Energy Honda Team ホセ・イグナシオ・コルネオ選手

 岩が多く、そしてとても長いタフなステージの1日でした。トップからスタートし、ほかのライダーたちに追い上げられないよう、できる限り速く道を開いていくことが目標でした。総合順位でも優勝争いをしていたトビー・プライス(KTM)が後ろからスタートし、残念ながら転倒をしてしまいました。ほかのライダーが負傷したというニュースは、誰しも聞きたくないことです。1日も早く回復することを願っています。

 今日のステージは最後まで自分で道を開いたためとても長く感じ、メンタル面でもタフなステージとなりました。タイムロスはそこまですることなく終えられたので、今日の結果に満足しています。ダカールラリー2021のゴールまで段々と距離は短くなってきました。十分に休み、明日のステージに向けて気持ちを切り替え集中していきます。

■ホアン・バレダ選手(第9ステージ:7位)

Monster Energy Honda Team ホアン・バレダ選手

 今日はタフで難しく、また危険なステージでした。スタート後の序盤はいいペースで走行できていたと思いますが、その後危険地区で転倒してしまい脚を強打してしまいました。しかし、なによりも重要な「ステージのフィニッシュラインに辿り着く」という目的を果たすことができました。まだ3日間もありダカールラリー2021のゴールはまだ先です。明日はどんなステージの日になるか楽しみです。

※ ※ ※

 第10ステージは、総距離583kmの内342kmのSSが反時計回りとなり、高地からアル・ウラーに下る砂地や山で競うステージです。

【了】

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