かつてのパーキングエリア？　三浦半島ツーリングに便利なレストラン

　神奈川県の横浜市と横須賀市を結ぶ横浜横須賀道路は、三浦半島や湘南エリアへのツーリングに便利な有料道路です。そして「逗子IC」から葉山町にアクセスする逗葉新道は、都心方面から来ると三浦半島の西海岸へ至る、これもまた便利な有料道路です。料金所は葉山側にあり、その横にはパーキングエリア的な駐車スペース、トイレ、そして「レストハウス逗葉」があります。そこのアジフライが美味しいとの情報を、筆者（増井貴光）と同業（フォトグラファー）のF先輩から教えていただき、それから数日後、F先輩が今から昼飯を食べに行くとの連絡があったので現地合流することになりました。

「レストハウス逗葉」に到着すると、既にF先輩を始め某2輪専門誌のN編集長と、『バイクのニュース』でも活躍中のライター、松井勉さんも一緒ではないですか。近くで撮影していたという皆さんは、既に「アジフライ定食」（820円）をオーダー済み。筆者も券売機からアジフライ定食の食券を購入しました。

　メニューを見ると、他にも「アジフライとメンチカツ定食」「アジフライと鶏唐揚げ定食」があります（それぞれ820円）。カレーや蕎麦、ラーメンなど、ドライブイン的なメニューに混じって「釜揚げしらす丼」（1000円）や「みさきマグロ丼」（1000円）といったご当地的なメニューもあり、こちらも人気だそうです。

　雑談をしているうちに「アジフライ定食」ができたのでカウンターへ取りにいきます。筆者も身体は大きいほうですが、それよりも一回り大きく、アドベンチャーバイクを軽々と扱う松井さんは定食だけでは足りないようで、「かけうどん」（390円）も追加していました。さすがです。

　さっそく「アジフライ定食」をいただきます。アジフライは普通サイズが2枚、衣はサクサクで歯応え良く揚がっています。身は脂が乗っていてしっかりしたアジの味がします。筆者的にはもう1枚あると嬉しいかな、というボリューム感です。付け合わせのキャベツの横には辛子がたっぷり乗っています。そして多めのご飯、みそ汁と漬物がセットです。ソースやドレッシングはカウンターにあるものを使います。

　食べ終わって久しぶりに会った皆さんとしばらく雑談をしてレストハウスを後にします。筆者は、葉山側の出口となる「南郷トンネル入口」交差点近くの「HAYAMA STATION」に立ち寄ります。ここでは葉山牛や地元産の野菜など、葉山や三浦半島の特産品を買うことができます。人気は「あさひや」の「葉山コロッケ」や、「関口牧場」のソフトクリームでしょうか。

　逗子に本社があるスーパーマーケット「SUZUKIYA」も出店しており、このスーパーの惣菜コーナーで販売している「あじフライ」は、地元でも美味しいと評判です。このアジフライをバンズに挟んだ「あじタルバーガー」のPOPがありましたが、既に売り切れでした。機会があれば食べてみたいバーガーです。

「南郷トンネル入口」交差点から国道134号までの県道311号は、元々「逗葉新道」でしたが、2004年に神奈川県が買い上げ無料化しています。現在は沿線に飲食店やコンビニエンスストアなどができています。ビーカーに入ったプリンで有名な「MARLOWE（マーロウ）」のカフェもあり、休日はとくに賑わっています。

「HAYAMA STATION」向かい側の山に向かう道路を登っていくと、その先には「南郷上ノ山公園」があります。野球やサッカーのグラウンド、ドッグランなどがある公園は、「二子山」へのトレッキングルートの入り口にもなっています。横浜方面が望める展望台からは、天気の良い日にはスカイツリーが見えることもあるそうです。筆者も食後の運動に登ってきます！