Buell「SuperTouring 1190」 最新の俊足スポーツツアラーを公開
米国に拠点を置くバイクブランド「Buell Motorcycles(ビューエル・モーターサイクルズ)」は、新型モデル「SuperTouring 1190」をフロリダ州で開催されたバイクイベント「デイトナ・バイク・ウィーク」で公開しました。
最高出力185PSを発揮する快足ツアラー
米国に拠点を置くバイクブランド「Buell Motorcycles(ビューエル・モーターサイクルズ)」は、新型モデル「SuperTouring 1190」をフロリダ州で開催されたバイクイベント「デイトナ・バイク・ウィーク」で公開しました。

1983年に設立されたBuell Motorcyclesは、レース用バイク「RW750」の製作に始まり、一時はハーレーダビッドソン傘下(現在はメーカーとしてのサービスサポート体制は終了)で複数のモデルを展開してきたバイクブランドです。
2007年にはスポーツモデル「1125R」を製造するも、2009年にビューエルモーターサイクルカンパニーを閉鎖し、2010年からは創始者であるErik Buell(エリック・ビューエル)氏の名前を冠したErik Buell Racing(EBR)を創立。レース用バイク「1190RS」やネイキッドモデル「EBR 1190SX」などの生産を行っていました。
また、2016年にはエリック・ビューエルの遺産を継承するために「EBR Motorcycles」を立ち上げ、「Black Lightning」を限定生産。2023年2月にはカスタムバイク製作を行うRSD(Roland Sands Design)の協力のもと設計された「SUPER CRUISER」も発表しています。

新たに登場したSuperTouring 1190は、最高出力185PS/10600rpm、最大トルク102 ft·lbf/8200rpmを発揮する排気量1190cc ET-V2(72度V型2気筒)エンジンを搭載するモデルで、著名な工業デザイナーJ.ルイター氏とのパートナーシップにより開発された新しいフロントフェアリングを装備。
近年のスポーツモデルなどでもトレンドとなっている空力パーツ「ウィングレット」も備えられています。
そのほか、Buellらしいネックの立ったディメンションや、リムマウントのフロントブレーキディスクを搭載するSuperTouringは2025年に発売予定。価格は2万1995ドルからの予定となっています。