全体の塊感とお顔が特徴的!ヤマハのハイパーネイキッド「MT-07」に試乗〜高梨はづきのきおくきろく。〜

毎月8の付く日は『高梨はづきのきおくきろく。』。ヤマハの次世代ハイパーネイキッド「MT-07」に試乗するよ!コンパクトでスタイリッシュな車体やエンジンは、メカメカしさが詰まっていてかっこいい。

個性豊かなヤマハの「MT-07」を細かく見ていくよ!

 皆さんこんにちは、高梨はづきです。
 本日はヤマハ『MT-07』をお届けしていくよ!

個性が溢れ出すヤマハ「MT-07」に試乗するよ
個性が溢れ出すヤマハ「MT-07」に試乗するよ

 2022年の東京モーターサイクルショーもヤマハブースに訪れた際、MTシリーズの一角があって、その中でも「大型なのに足付き良さそう〜!」と思った車両がMT-07だったんだよね(2023年も行ったけどメーカーブースは回らなかった)。

 残念ながら、またがるのが禁止の展示車両だったから、眺めるだけに留めたんだけど、わたしが大型免許取ったら絶対乗る一台として心に決めていたの。そして、待望のMT-07に乗れる日がとうとうやってきた…!

全体的に見るとコンパクトでスタイリッシュにまとまっている外観
全体的に見るとコンパクトでスタイリッシュにまとまっている外観

 MT-07は、名前の中にあるように700ccモデルで、お顔が少し特徴的。最近、小さめのタンクが装備されているバイクばかり目にしていたせいか、MT-07のタンクは少し大きく見える。だけど、正面から見た時にタンクが横に飛び出している訳ではないから、全体的に見るとコンパクトでスタイリッシュにまとまっている。

エンジン周りは、メカメカしさが詰まっていてかっこいい
エンジン周りは、メカメカしさが詰まっていてかっこいい

 特筆すべきはエンジン周りで、メカメカしさが詰まっていてかっこいいんだ!ずっと眺めていたくなるよねぇ。

 カラーリングは鮮やかな深みのあるブルーで精神が安定しそうだし、かっこいいバイクが欲しい女性でも選びやすそう。

早速、またがってみるよ!

 シート高は地上から805mm。大型車の部類に入るだけあって、158cmの身長のわたしからは高めな設定に思えたけど、タンクとシート部分がしっかりくびれているから足をスッと下に降ろせて安定して足が着地できたよ。

シート高は805mm、身長158cmのわたしの足付き性は、タンクとシート部分がくびれているから足をスッと下に降ろせて安定して足が着地できた
シート高は805mm、身長158cmのわたしの足付き性は、タンクとシート部分がくびれているから足をスッと下に降ろせて安定して足が着地できた

 この感覚は、教習所で初めて乗った大型バイクである教習車のNC750Lに似ていて、車格があるのに足つきがいいことへの感動を覚えた!

 またがっただけでわかるフィット感は、発進する前から「このバイク、絶対乗りやすい」って確信してしまうほど。ニーグリップした時に膝が当たる部分は少し膨らみがあって、適度な開脚度で沿わせることができた。このおかげで、長距離を走っても股関節の疲れは出なさそうな感じ。

車重184Kgと大型バイクにしては軽量で取り回しも楽にできる
車重184Kgと大型バイクにしては軽量で取り回しも楽にできる

 車重184Kgと、大型バイクにしては軽量なモデルなので、取り回しをしていても大型バイクなことを忘れてしまうほど。停止した状態でハンドルを左右に振るときは、適度な重みを感じられる。

 この、大型並みの重厚感も感じれば、操る時には中型っぽい扱いやすさもある、それがMT-07のいいところなんだろうね。

では、スタートしてみよう!

 キーを差し込むところはライトの上付近にあり、最初はどこに鍵を刺せばいいのが見つけられずアタフタ。乗る前からわたしを焦らせるなんて…ふん、面白いバイク…。笑

発進から低速の走り出しに関しては、トルクを感じつつもスーッと滑らかに発進してくれる
発進から低速の走り出しに関しては、トルクを感じつつもスーッと滑らかに発進してくれる

 発進から低速の走り出しに関しては、トルクを感じつつもスーッと滑らかに発進してくれて、一瞬で身体に馴染んでくれる優しいバイクといった印象。

 乗りはじめこそ、大型車両ってことで丁寧に乗ってみたけど、慣れてくると少しヤンチャに操っても振り回されることないことがわかって、グイグイと、ぐわんぐわん乗るのを楽しめたんだ。

 停車時に感じたフロントの重みは走り出してしまえばその重さが嘘みたいに軽快に変わって小回りもなんのその。得意げにパタパタ倒せてしまうから、自信が湧いて、色んな乗り方を試すように背中を押してくれる。そんな優しいバイクだね。

 Nから1速に落とした時のガコンッて音と衝撃が気持ち良くて、はやくギアチェンジしたい気持ちにさせてくれる。その際、腕にグッと力を入れる瞬間があるから、エンジンブレーキがよく効くのかなぁ?と思っていたんだけど、エンジンブレーキよりも前後ブレーキ使った方が効きが良かったように思う。まぁ街中だとそんなもんか!

信号が青に変わった時のスタートダッシュが、一瞬でびゅーんと前に出られるのが凄く楽しい
信号が青に変わった時のスタートダッシュが、一瞬でびゅーんと前に出られるのが凄く楽しい

 特に、信号が青に変わった時のスタートダッシュが凄く楽しくて、一瞬でびゅーんと前に出られるのが凄く気持ちがいいの!これは大型車両だからスパーンとスピードが出せてしまうのかなって。初めてバイクに乗った時のようなワクワクが蘇ってきて自然と笑みが溢れるなぁ。

 MT-07は、フロントが上がらないようにパワー制御するような機能はついてないんだって。だから一気に加速させるとフロントがフワッと上がるらしくて、ちょっとビビった。コンセプトに「スマート」の文字が入っていたからって騙されるとこだった。笑

コーナーに差し掛かっても怖がることなく、しっかりと倒しこめる
コーナーに差し掛かっても怖がることなく、しっかりと倒しこめる

 コーナーに差し掛かっても怖がることなく入って行けて、しっかり倒しながら安定して走行できたよ。サラサラと車線変更もできるし、力があるから周りのスピードに劣ることなく波に乗っていけるのはストレスフリーで気持ちがいいよね。

 このバイクなら限界までどこまで倒せるかやってみたいなぁと思えるバイクなので、わたしがもしMT-07を購入する時が来たら、オプションでサイドスライダーは絶対につけようと思う。転ばぬ先の杖というけど、それくらい挑戦してみたくなるバイクだね。

 長時間乗っていると、ヘルメットを被っていてもエンジンが頑張ってくれている音がすごく聞こえてきて、バイクも機械なんだなぁとしみじみ感じた。ラジエーターファン?が回っている音なのかわからないけど、頑張ってくれているのが愛着湧くよね(このあたりでMT-07欲しいかも…となっているわたし)。

軽量でコンパクトなMT-07は、持て余すことがなく扱いやすさがある
軽量でコンパクトなMT-07は、持て余すことがなく扱いやすさがある

 大型バイクって、巷では、持て余してしまうとよく聞くけどその点MT-07はちょうどよさがあるので、そんなことないんじゃないかなと思った。街中のストップ&ゴーも、重さが特に気にならなかったし、軽量でコンパクトだからかな。

 中型から大型に切り替えた時にも、極端に変わりすぎなくて困惑しないから、大型バイク初心者向けにはいいかも!

 ということで本日はここまで!
 また8の付く日にお会いしましょう〜!

hapiちゃんねる🔰(高梨はづき)

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Writer: 高梨はづき/hapi

(役者/YouTuber)17歳で普通自動二輪免許取得し、当時の愛車はホンダCB400T。声優を目指して専門学校に入学後、勉学に専念するため同車を手放し一時バイクを離れる。2020年3月にカワサキ・エストレヤを購入し、数年ぶりにバイクの世界にリターン。声優活動を経て、現在は舞台役者・バイカーモデルとして活動中。同時に"hapi"名義でYouTubeチャンネルを開設、自身のバイクライフをマイペースに投稿してます!チャンネル登録お願いします!!

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