個性的なメニューが並ぶ、こだわりのPA飯が嬉しい

　関越自動車道「嵐山PA」（下り）は、埼玉県中部の比企郡嵐山町（らんざんまち）に位置する施設です。京都の嵐山（あらしやま）に似た渓谷があることがその地名の由来だそうです（読み方は異なる）。

　いつものように食事を取ろうとフードコート（営業時間：7時～19時）に向かいます。ここには「もつ煮定食」や「嵐山肉汁うどんとおいなりさん」など魅力的なメニューがたくさんありますが、中でも目に留まったのが、今回オーダーした「嵐山特盛ねぎ塩トンちゃん丼」（1000円）です。

　ねぎ塩の量が「特盛」ではない丼は950円ですが、どうせならとチョイス。施設のホームページを見ると、「おすすめランキング」で堂々の3位にランクインしています。

　お手製の豚バラ煮込みは甘辛く味付けされていて、その上にねぎ塩がたっぷり盛られています。さらに黒胡椒が多めに振りかけられていて、見た目にもワイルドです。中華スープと紅生姜も決め手となりました。

　味の方は期待を裏切りません。ごま油が香るねぎ塩は、これだけでもご飯のおかずになるくらいの美味しさです。塩気もちょうど良く、ほろほろと柔らかい豚バラ肉との相性も抜群でした。ニンニクをたっぷり効かせたスタミナ系ではなく、もう少し優しい味わいです。

　また訪れたときにリピートしたい美味しさですが、こちらのフードコートはかなり料理にこだわりがあるようで、メニューがバラエティに富んでいます。

　券売機の上に掲示されたメニュー写真を見ると、どれも個性豊かで食べてみたいものばかり。「奄美鶏飯」や「ニラ塩だれで食べるとんかつ定食」、「はみだしコロッケ（20cm以上）うどん・そば」、「焼き肉濃厚カレーそば・うどんinごはん」など、他のPAでは見ないメニューばかりで、しかも美味しそうなのです。

　今度はいつ訪れる機会があるかわかりませんが、すでに次回の食事が楽しみです。