ビアンキのハイパーバイクが特別限定仕様「オルトレRC ツール・ド・フランス リミテッドエディション」となって発売

世界3大スポーツイベントのひとつに数えられる「ツール・ド・フランス」にオフィシャルバイクを提供する「Bianch(ビアンキ)」は、「オルトレRC ツール・ド・フランス リミテッドエディション」を数量176台限定でオンラインによる発売を開始しました。

ビアンキとツール・ド・フランスを結ぶコラボモデル

「ツール・ド・フランス」のオフィシャルバイクを提供する「Bianch(ビアンキ)」は、「オルトレRC ツール・ド・フランス リミテッドエディション」を数量176台限定でオンラインによる発売を開始しました。「ツール・ド・フランス」はオリンピック、FIFAワールドカップに次ぐ世界的なスポーツイベントであり、もちろん自転車ロードレース競技の頂点に君臨します。

ビアンキ「オルトレRC ツール・ド・フランス リミテッドエディション」
ビアンキ「オルトレRC ツール・ド・フランス リミテッドエディション」

 ビアンキ「オルトレRC ツール・ド・フランス リミテッドエディション」は、グラン・ブークル(Grande Boucle=ツール・ド・フランスの愛称)を走る選手の数と同じ176台の限定生産とし、ハイパーバイク「オルトレRC」のエアロダイナミクスコンセプトが世界最大のステージレースの威信と魅力を体現しています。

 ビアンキの歴史をひも解くと、1952年と1953年にも「ツール・ド・フランス」と呼ばれる世界初の記念モデルを製作したことがあり(ファウスト・コッピが1952年に初優勝)、今回のリミテッドエディションは前回から70年の時を経てグラン・ブークルに捧げるモデルを製作したことになります。

「オルトレRC」というモデルは、ビアンキが誇るレパルトコルサ(レース部門)のフラッグシップモデルです。バイクの空気抵抗を軽減する革新的なエアディフレクターを採用したハイパーバイクに、このリミテッドエディションだけのスペシャルカラーを採用しています。

 ビアンキを象徴する紛れもないチェレステ(Celeste=紺碧や天空の意)カラーでありながら、メタリックや玉虫色のように変化する現代的なアレンジが、ツール・ド・フランスの象徴であるイエローゴールドと調和しています。シートチューブ右側に配置されたロゴもイタリアでハンドペイントされています。

ビアンキ「オルトレRC ツール・ド・フランス リミテッドエディション」は、ビアンキを象徴するチェレステカラーと、ツール・ド・フランスのロゴカラー(イエローゴールド)が調和する
ビアンキ「オルトレRC ツール・ド・フランス リミテッドエディション」は、ビアンキを象徴するチェレステカラーと、ツール・ド・フランスのロゴカラー(イエローゴールド)が調和する

 この限定バイクはシリアルナンバー入りで完成車として販売され、シマノDura-Ace Di2システムを搭載し、最軽量サドルのひとつであるRC139カーボンサドル(重量わずか145g)にはイエローのアクセントとツール・ド・フランスのシンボルが施されています。

 ホイールセットのフロントにはレパルトコルサRC50、リアにはSPBテックシステムを搭載した、スムーズさとスピードを実現するRC65を採用し、最高のパフォーマンスを実現しています。

 販売形式はウェブサイトのみ。価格は1万5500ユーロ(約238万7000円 ※1ユーロ154円換算)+消費税です。

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Writer: 山本健一

サイクルジャーナリスト(人力バイクのほう)。ジャーナリスト歴20年、自転車競技歴25年の公私ともに自転車漬け生活を送る。新作バイクレビューアー、国内外レースイベントやショーの取材、イベントディレクターなど、活動は多岐にわたる。

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