さらば50cc…手に入れるなら今!? 50cc人気3選、今はまだ買えるの?

排ガス規制により、2025年11月に生産終了となる50ccバイクは需要が高まっていると言えるでしょう。現在、各メーカーで人気の50ccバイクは購入することが可能なのでしょうか。

生産終了までもう1年を切っている!人気50ccバイクの現在の納車状況

 昨今話題にあがる排ガス規制にともない、50ccバイクは2025年の11月に生産終了となります。すでにホンダとスズキからは50ccバイクの生産終了が発表されており、衝撃を受けたバイク乗りも多いのではないでしょうか。

 このような50ccバイク生産終了のニュースを受けて、生産終了までになんとか手に入れたいと考えている人もいるかもしれません。それゆえに50ccバイクの需要は、どんどん高まっていると言えるでしょう。

 では、現在各メーカーで人気の50ccバイクを買うことは可能なのでしょうか。

◆ホンダ「ジョルノ」

ホンダの原付一種スクーター「ジョルノ」
ホンダの原付一種スクーター「ジョルノ」

 取材した店舗によると、「ジョルノ」の納車時期は現在未定とのことでした。すでにメーカーには在庫がなく、各店舗が発注していた分のみが入荷予定であるため、これからの購入は難しいと言います。

 一方で、他店舗には在庫が残っている可能性があるため、「いくつかの店舗に問い合わせてみるとよいかもしれない」と担当者は語っています。

 ジョルノの価格(税込)は20万9000円。カラーはバージンベージュ、パールディープマッドグレー、マットアーマードグリーンメタリック、プコブルー、サマーピンクの5色が展開されています。

 加えて、担当者によるとホンダの「タクト」であれば手に入りやすいかもしれないとのことでした。カラーにもよりますが、ジョルノに比べて在庫状況に余裕があるため、こちらも一度店舗へ問い合わせることがオススメだと言います。

◆ヤマハ「ビーノ」

ヤマハの原付一種スクーター「ビーノ」
ヤマハの原付一種スクーター「ビーノ」

 問い合わせた店舗によると、「ビーノ」の納車時期は未定とのことでした。どのカラーもメーカーに在庫はなく、手に入れることは難しいと言います。

 また、「店頭在庫を持つ店舗が存在している可能性はあるため、各店舗へ問い合わせてみてください」と担当者は語っていました。

 ビーノの価格(税込)は21万4500円。カラーはファイティングレッド(レッド)、プコブルー(ライトブルー)、マットジーンズブルーメタリック(マットブルー)、マホガニーブラウンメタリック(ブラウン)、ハーベストベージュ(ベージュ)、グラファイトブラック(ブラック)の全6色です。

◆スズキ「レッツ」

スズキの原付一種スクーター「レッツ」
スズキの原付一種スクーター「レッツ」

 取材した店舗によると、「レッツ」は現在受付が終了となっており、販売できる状態ではないとのことでした。メーカー自体に受付枠が残っている可能性はあるものの、スズキのディーラーであるスズキワールド全体では、すでに受付が終了していると言います。

 レッツの価格(税込)は17万8200円です。カラーはパーセクブルーNo.4(Y2W)、サンディベージュ(PSE)、ブラヴォドブラック(W9K)、ソリッドスペシャルホワイトNo.2(30H)の4色展開となっています。

 加えて担当者は、他の店舗に店頭在庫として残っている可能性があるため「展示車・試乗車検索」で調べてみることをオススメしますと話しました。この展示車・試乗車検索は、スズキの公式サイトから利用することが可能です。

 さらに、50ccのバイクについて、町のバイク屋さんでも受付が終了しているという噂があると担当者は言います。そのため、50ccバイクを手に入れたいと考えている場合は、ディーラーや町のバイク屋さん問わず、一度問い合わせてみるとよいかもしれません。 

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 各メーカーの担当者の話を聞く限り、やはり排ガス規制の影響は大きく、50ccバイクを手に入れることはなかなか難しいことが分かります。また、50ccバイクが生産終了となる2025年11月までもうすでに1年を切っていることから、この先さらに購入希望者が殺到すると考えられます。

 今回挙げた車種以外にも、各メーカーでは50ccバイクがラインナップされているため、どうしても手に入れたいと考えている人は、早め早めに問い合わせることがオススメです。

【画像】国内メーカーの原付一種モデルを画像で見る(10枚)

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