ハスクバーナ「スヴァルトピレン401」はフルモデルチェンジで抜群の扱いやすさを獲得 兄弟モデルとの違いは?
イージーで穏やかな特性
ここまでを読んでいただければお分かりのように、2台のハスクバーナ製400cc単気筒の構成に大差はありません。とはいえ、今回の試乗で「スヴァルトピレン401」を体験した私は、2台の乗り味の差異を認識しました。

「ヴィットピレン401」と比較するなら、「スヴァルトピレン401」は市街地走行がイージーで、峠道で感じるコーナー進入時の挙動が穏やかで、オフロードが苦も無く……ではなくても、なかなか走りやすかったのです。
言うまでもなく、それらは「ヴィットピレン401」よりもグリップ位置がやや高いハンドルバー、ブロックパターンタイヤの恩恵でしょう。
そして厳密に言うなら、動的なキャスター角とトレールが多く、安定志向のディメンションになっていることも、兄弟車との差異を生み出す要因になっているはずです。
ただしこのバイクを単体で乗っていたら、「ヴィットピレン401」と同じように軽快な走りが満喫できるシングルロードスポーツ……という印象を抱いたような気がします。

もちろんそれはまったく悪いことではなくて、ハスクバーナとしては安定性や快適性や汎用性よりも、やっぱり運動性を大事にしているのでしょう。
余談ですが、ハスクバーナの「401」と基本設計を共有するもうひとつの兄弟車、KTM「390デューク」はどんな乗り味かと言うと、前後サスペンションの動きにスーパーモタード的なところがあり、着座位置が前方に設定されているためか、スロットルとブレーキの操作による姿勢変化が大きく、2台のハスクバーナよりアグレッシブな印象です。
逆に「390デューク」を基準にするなら、2台の「401」の乗り味はオーソドックスと言って良いのかもしれません。
Writer: 中村友彦
二輪専門誌『バイカーズステーション』(1996年から2003年)に在籍し、以後はフリーランスとして活動中。年式や国籍、排気量を問わず、ありとあらゆるバイクが興味の対象で、メカいじりやレースも大好き。バイク関連で最も好きなことはツーリングで、どんなに仕事が忙しくても月に1度以上は必ず、愛車を駆ってロングランに出かけている。




















