梅雨はバイクのサビ&カビに要注意! 愛車を守るための梅雨対策3選
梅雨の時期は一年の中でも特に雨が多く、湿度が高くなりやすい季節です。そのような環境では、バイクに乗る機会が自然と減ってしまうライダーも多いのではないでしょうか。では、梅雨の間バイクを保管しておくにあたって、どのような点に気をつければよいのでしょうか。
梅雨時期のバイク保管は「サビ・カビ対策」が必須
一般的に、梅雨は1年の中でも特に雨が多く、湿度が高くなりやすい季節です。そのような環境では、バイクに乗る機会が自然と減ってしまうというライダーも多いでしょう。
しかし、だからといって何の対策もせずにバイクを放置してしまうと、愛車の寿命を縮める危険性大。バイクはその構造上、フレームやエンジン、チェーンなど多くの部分が金属でできており、それらが外気に剥き出しの状態になっています。
そのため、湿気対策を講じないと金属部品にサビが発生したり、シートやグリップなどの樹脂やゴム部分にカビが生えてしまう可能性は否めません。
さらに、電装系への湿気の侵入によって、車両トラブルの原因になることもあり得ます。
では、こうした劣化を防ぐために、どのような点に気をつけて保管すればよいのでしょうか。

まず、バイクに長期間乗らない場合は、ガソリンを満タンにしておくのが基本。金属製のタンクの場合、タンク内に空間があると、そこに湿気がたまり、内部にサビが発生するリスクが高まります。
満タンにすることで空気との接触面を減らし、サビの発生を防ぐことが可能です。
さらに、雨や湿気によってチェーンがサビやすくなるため、防錆性のあるチェーンルブを使って保護しておくと安心です。
そして注油後は余分なオイルを拭き取っておくことで、ホコリや水分が付着しにくくなります。
屋外でバイクを保管している場合は、カバーの使い方も注意したいポイントです。
走行後や雨に濡れた状態のバイクに、そのままカバーをかけると湿気がこもってしまい、逆にサビやカビを促進することになりかねません。
そのため、バイクが乾いてからカバーをかけるようにし、できれば定期的にカバーを外し、バイク全体を乾かすことがおススメです。
それらに加え、バイクに防サビ剤やワックスなどを塗布しておくのも湿気対策のひとつ。また、昨今はバイクを短期間のみ預けられるレンタルガレージサービスなども増えてきました。
屋外での保管が手間だったり、屋内に保管場所がなかったりする人は、こういったサービスを利用するのもおススメです
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サビは一度発生すると除去が難しく、放置すれば走行性能や安全性に影響することは言うまでもありません。
特に梅雨の時期は乗らない期間にどれだけ丁寧にバイクを管理できるかが、車両の状態を大きく左右します。
とくに屋外保管の場合、カバーの使い方や注油、換気のタイミングに気を配ることが重要なポイント。
梅雨明けに気持ちよく走り出すためにも、梅雨の間の保管方法にはひと手間かけて、愛車のコンディションを守りましょう。