施錠していても被害は年5万件以上!! 後を絶たない“自転車盗難” 最低でも「ツーロック」以上で対策を

施錠していても被害に遭ってしまう、自転車の盗難は後を絶ちません。日常生活の足として便利な自転車が盗まれないよう、「鍵」にも工夫が必要です。

そんなに盗まれていたのか……

 警察庁発表の「犯罪情勢」によると、コロナ禍後の令和4年以降、倍近く(令和3年=10万6585件/令和6年=17万4020件)まで増加し続けていた自転車盗難被害は、令和7年は17万2654件(前年比0.8%減)とわずかに減少しています。しかし令和3年と比べると依然として高い水準にあり、自転車盗難被害に遭わないための対策が必要であることが分かります。

 盗まれてしまった自転車が手元に戻ってくる割合はおおよそ半分と言われており、高価なスポーツサイクルや電動アシスト自転車(e-BIKE)の場合はさらに低い割合となっています。盗難車は元のかたちが分からないような方法で転売されたり、海外へ輸出されるケースもあるそうです。

 当然ながら、盗まれないためには対策が必要です。盗難車のデータでは、「施錠せぬまま保管」で盗難に遭ってしまったケースが最も多く、施錠していたまま盗まれた数が5万8699件、施錠なしは11万5321件と約2倍です(令和6年のデータより)。

 まずは施錠を習慣化し、その上で残りの半数の被害者にならないよう工夫が必要です。警視庁のホームページでは、自転車の鍵の種類と、その防犯力の高さが紹介されいます。

 防犯力の高さは、一般的なものでは、キーを押し込んで開けるプレスキー、差した後に回して開けるシリンダーキー、鍵の表面にくぼみのあるディンプルキーの順で防犯力が高いようです。

 ママチャリ(シティサイクル)など、標準装備のリング錠に加えてワイヤー錠やU字ロックなどと組み合わせて「ツーロック」以上にすることで、より防犯力が高まります。

 また、自転車を駐輪場等の構造物にロックする、いわゆる「地球ロック」と呼ばれる方法も盗難を防ぐ意味では有効ですが、路上で金網フェンス等につなぐのは条例や法律違反となる場合があるので注意が必要です。

自転車を盗られないように、最低でも「ツーロック」で対策したい
自転車を盗られないように、最低でも「ツーロック」で対策したい

 さらに近年では、指紋認証を採用したスマートロックも種類が増えてきました。ワンタッチで解除可能で鍵の持ち運びも無く、スマホとの連携や従来の鍵と併用できるタイプなど、種類も様々です。タイプによって異なりますが価格も1万円以下が多いようです。

 また、GPSで場所を特定できる機能や、ロックされた状態で自転車が動くのを感知すると大きな音が鳴る盗難アラート機能が備えられている高性能なタイプもあります。

 年間で10万を超える自転車盗難の認知件数から、せめてツーロックは最低限の対策と言えるのではないでしょうか。

【画像】ロックしていても盗まれる!? “自転車盗難”被害に遭わないための対策を画像で見る(8枚)

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