レジェンドライダー「イアン・ハッチンソン選手」 BMW Motorradモータースポーツファミリーに復帰
ロードレースの世界において輝かしい記録を残してきたイアン・ハッチンソン選手が、BMW Motorradモータースポーツファミリーに復帰します。
レジェンドライダー“ハッチー”がBMWに復帰
BMW Motorradのサポートを受けるSYNETIQ BMW Motorradは、かつて契約を結んでいたレジェンドライダー「イアン・ハッチンソン選手」と再び契約し、マン島TT(ツーリスト・トロフィー)などの国際的なロードレース、ブリティッシュスーパーバイク選手権(British Superbike Championship、略称:BSB)に参戦します。
2010年にマン島TTで個人戦5レースすべてを制覇した初のライダーとなり、その礎を築いたI・ハッチンソン選手は、2020年で41歳を迎えるベテラン・レジェンドライダーです。
度重なる大怪我を乗り越えレースに復帰し、数々の功績を挙げてきたI・ハッチンソン選手は、2016・2017年シーズンでもBMW Motorrad「S1000RR」を駆り、マン島TTのスーパーストックTTで新記録を樹立するなど目覚ましい活躍を見せています。
今回の発表に際し、BMW MotorradモータースポーツのMarc Bongersディレクターは、「イアンが家族の一員に戻ってきたことを嬉しく思っています。彼は過去に我々と一緒に大きな成功を収めてきた。今回の発表はもう少し派手なものにしたかったし、イアンがレザーを着てバイクに乗り、ノースウェスト200とマン島TTに出場していたらよかったのでしょうが、しかし、それは今のところ保留にしなければならないでしょう」とコメントしています。
また、I・ハッチンソン選手自身も「以前、TASレーシングでBMW S 1000 RRを駆っていた時は楽しかった。今回、SYNETIQ BMWのフィリップ・ニールとTASチームに復帰することが決まったので、また頑張ろうと思っています。1月と2月には十分な準備をしてきたので、可能な限り早くレースができるように準備をしています」とコメントしています。
なお、I・ハッチンソン選手が使用するレース用バイクは、左足の怪我の影響を考慮し、シフトチェンジを右足で行えるように改造されているようです。
新型コロナウイルスの影響により、各種モータースポーツも日程変更・中止を余儀なくされていますが、偉大な記録を残してきたレジェンドライダーがどのような活躍を見せるのか期待が掛かります。
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