イタリアのバイクメーカー「TM Racing」の日本正規輸入元が新体制へ

1976年より続くイタリアのバイクメーカー「TM Racing」は、モトクロスやエンデューロ、スーパーモトなど、最高の性能が求められるレースで活躍することができるマシンを提供し続けています。2022年6月13日、日本における正規輸入元を変更し『TM Racing Japan』の新体制が発表されました。

『TM Racing Japan』が新体制を発表

 1976年より続くイタリアのバイクメーカー「TM Racing(ティーエムレーシング)」は、モトクロスやエンデューロ、スーパーモト(スーパーモタード)など、最高の性能が求められるレースで活躍することができるマシンを提供し続けています。2022年6月13日、日本における正規輸入元を変更し『TM Racing Japan』の新体制が発表されました。

「TM Racing(ティーエムレーシング)」のメーカーロゴ
「TM Racing(ティーエムレーシング)」のメーカーロゴ

 国内外のレースシーンで活躍し、レーシングカートでも培われたワークスマシン技術をそのまま市販車へ投入することで知られる「TM Racing」の哲学は、常に最高品質の素材選びと「マニアック」とも評される職人技にあり、その乗り味はクルマに例えて「まるで高級スポーツカーだ」と評されることもあります。

 しかし実際には、一般ユーザーに提供するマシンがワークスマシンと変わらない、という点が「TM Racing」最大の特徴であり、シンプルな「速さ」を追求した乗り手を選ぶマシンであることを否定しない、純粋なレーシングマシンのメーカーとして認知さています。

 日本市場においては他の輸入車メーカーとは大きく異なり、一部のファン層やレーシングライダーが選ぶ製品として、これまで「うえさか貿易」(代表:上坂一氏、北海道)が正規輸入元として取り扱ってきました。新体制では拠点を東京へ移し、梅田祥太朗氏(代表取締役CEO)と大﨑徹氏(代表取締役CTO)が今後、メーカーの哲学に則った販売・サポートを展開します。

新代表取締役CTO 大﨑徹(左)/新代表取締役CEO 梅田祥太朗(右)
新代表取締役CTO 大﨑徹(左)/新代表取締役CEO 梅田祥太朗(右)

 新体制の発表で両氏はそれぞれ次のようにコメントしています。

■代表取締役CEO 梅田祥太朗
「16歳の頃から社会人になるまでバイク漬けの日々でした。社会人になり生活環境の変化から一度バイクを降りましたが、再びバイクへの熱い思いを取り戻すきっかけとなったのがモタードです。本就任を通じて、モタードの中でも最もコンペティショナルなTM Racingを皆様にお届け出来ることに興奮しております。これまで26年間、上坂氏が培ってきてくださったものを、より良い形で多くの方々に届けられるよう邁進して参ります(個人としてはTM Racingのライダーとして、MFJスーパーモトで全日本に昇格出来るよう、引き続き練習に励んで参ります)」

■代表取締役CTO 大﨑徹
「最高のオートバイってなんだろう? そんな問いかけの末に辿り着いたひとつの答えがTM Racingというモーターサイクルです。30年来一貫してモーターサイクル、特に競技車両に携わってきた経験とヨーロッパのモータースポーツ文化への深い愛情、このふたつを武器に、イタリアの至宝TM Racingの魅力を皆様にお届けします」

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