走行ほぼ初心者ライダーの北向珠タが、オフロード走行の基本スタンディングフォームやUターンを猛練習してみました!
女優、モデルとして活躍する北向珠タさんは、普通自動二輪免許を持つ大のバイク好き。ヤマハ発動機のYRA(ヤマハライディングアカデミー)が初心者向けに主催する「大人のバイクレッスン」で、オフロードレッスンに挑戦! スタンディングフォームを学びます!
オフロード走行のキホン、スタンディングのフォームを学びます
こんにちは! 北向珠タです。オフロードにチャレンジするために参加したヤマハ発動機のYRA(ヤマハライディングアカデミー)のレポートですが、今回はスタンディングやブレーキングなどについて学びます。

まずはスタンディングでストレートを走る練習です。路面が荒れているオフロードでは、ギャップやジャンプすることがあるため、ステップの上に立つ「スタンディング」のフォームをとった方が疲れにくいのだそうです。

しかし、そもそもバイクの上で立つという行為が想像がつきません。実際に恐る恐る立ってみたら、ハンドルを持つ手に体重がかかりすぎてアクセルが思ったように回せないのです。

しかも、ずっと立って走っていると太モモも疲れてくるのです。これには集中力と慣れが必要だな…と思いました。でも、スタンディングした時に見える高いところからの景色はすごく新鮮で心が高まります!

そして、とにかく苦戦したのがスタンディングのまま加速、減速する練習です。アクセルを開けても、ブレーキをしても、前後に負担がかかります。まず、どの姿勢が正解なのか分からないまま進んでしまって、ずっとモヤモヤしながら練習していました。
先生のアドバイスを受けて走行を繰り返すうちに、だんだんヒザをしっかり伸ばして、ヒザで挟むのが大事だとわかりました。それからはしっかりメリハリを付けて走れるようになりました!
オフロードでのブレーキングは公道と感覚が違います!
それからブレーキングです。リアを使って減速する練習で、リアブレーキをロックさせたりして感覚をつかみます。まず、リアブレーキを徐々に踏むというのが、うまくできなさ過ぎて悔しかったです。

「足先で踏むんじゃなくて、足全体だよ!」って教えてもらっても、なかなか感覚をつかむのが難しい。地面が砂利なのでいつもより何倍も滑りやすいのです。
今は練習だからいいけれど、実際に普段の走行でロックしたらめちゃくちゃ怖いだろうな…と思いました。 練習であえて経験しておいてよかったです。

続けて、エンジンブレーキとフロントブレーキをバランスよく使って停止する練習です。何回練習してもキレイに止まれなくて、ロックがかかったりしてすごく悔しかったです。これはきっと本当にコツというよりは慣れるしかないんだろうな、と思いました。
スラロームはリーンアウトのフォームが大切
レッスン内容もだんだん難しくなってきて、お次はスラロームのレッスンです。教習所以来のスラロームで、当時はかなり苦手な項目だったのでビビりながら挑みました。

最初のシートに座ってのスラロームは、リーンアウトの姿勢を意識したら、なんとな〜くうまくいっている感じがして楽しくできました。後でバイクのニュース編集部が撮影していた動画を確認したら、全然姿勢がなってなかったけど…(笑)。これはちょっとコツがつかめた感じがしました。

喜びも束の間で、今度はスタンディングでスラローム。座りながらではうまくいったと思ったけれど、スタンディングではかなり難しい。自分ではリーンアウトをしっかりしているつもりでも、実際にはアクションが小さかったようです。
正しい乗車姿勢をとることも難しいですが、中腰の姿勢のまま立ち続けるのがシンプルにキツかった。他の参加者の方はずーっと立ってる人とかもいて、なんでそんなに立っていられるんだ?…と思ってめちゃくちゃ尊敬しつつも、同時に悔しかったです。

こうして午前中のカリキュラムが終了。思ったよりも難しかったというのが正直な感想です。ようやくお昼休憩です! とてもボリュームのあるお弁当でうれしい! この後のカリキュラムも頑張ろうと思いました(笑)。
苦手だったUターンと8の字のレッスンはオンロードでも役立ちそう!
午前中のレッスンでかなり疲れてしまったせいか、食べた後は少し眠くなってしまいましたが、いよいよ後半戦です。まずは座学で交通安全について学びます。

これは教習所以来でしっかりと学べたのですごくいい機会だなと思いました。だんだん運転に慣れてきてしまって、気にかけてない部分の交通ルールもあったと思うのでありがたかったです。
気を引き締めて午後のレッスンです。まずはフラットなダートで午前中のおさらいをしながら、Uターンや8の字の練習をします。実はUターンは普段でもかなり苦手な運転なのです。

滑りやすいオフロードでUターンするのが怖かったのですが、ずっとインストラクターの先生が声をかけてくださっていたので心強かったです。最初は車体をサポートしてもらいながらUターン。繰り返し練習していきました。とにかくニーグリップと進行方向を見ることを意識しました。でも、なかなか目線が近くなってしまいます。
Uターン時は低速でもエンストしないようにアクセルを固定して、半クラッチとリアブレーキ操作で速度調整をします。半クラッチでつなぐのもすごく難しかったけど、セローは結構ギリギリまでエンストしないので驚きました。

怖さや不安を感じてもインストラクターの方々が、優しく丁寧に声をかけ続けてくれるのが本当に心強い。どうしていいか迷っていると分かりやすくアドバイスもいただけるので、よし次はこうしよう! と課題が見えてきてやる気が起きます。Uターンは普段の運転でも役立ちそうです。