“特殊効果の神”が30年間を捧げた執念のコマ撮りアニメ『マッドゴッド』
数々の名作SFシリーズを成功へと導いた“特殊効果の神”ことフィル・ティペットが、30年の歳月をかけて作り上げた執念のストップモーションアニメ『マッドゴッド』が、2022年12月2日(金)より全国順次公開中です。
目が眩むようなダークファンタジー
『スター・ウォーズ』や『ジュラシック・パーク』など、数々の名作SFシリーズを成功へと導いた“特殊効果の神”ことフィル・ティペットが、なんと30年の歳月をかけて作り上げたという執念のストップモーションアニメが『マッドゴッド』です。

フィル・ティペットといえば、『スター・ウォーズ』のAT-ATが登場する雪原シーンなどで知られ、アカデミー賞で特殊視覚効果賞の受賞経験もある名匠。『ロボコップ』シリーズの暴走ロボットを手がけた人、と聞けばピンとくる人も多いでしょう。映画におけるCG導入の転換期となった『ジュラシック・パーク』でも、彼のコマ撮り技術や生き物の生態の知識が大いに活かされています。
そんな名匠が仕事の合間にコツコツと制作を続けたストップモーションアニメが『マッドゴッド』。一時は中断されていたそうですが、いまや第一線で活躍するティペット・スタジオの若手クリエイターたちも参加し、クラウドファンディングで資金を募ることで、ついに完成したのです。

本作で描かれるのは、ティペットの潜在意識から溢れ出した、誰も観たことのないようなダークファンタジー。孤高の戦士アサシンが荒廃した地下世界に潜り、拷問された魂、老朽化した地下壕、蠢く不気味なクリーチャーたちのあいだを巡っていきます。
さて、ティペット自身が特殊効果を手掛け、本作のヒントにもなったのが『ロボコップ2』(1990年)。同作にはハーレーダビッドソンのFXSTCソフテイルカスタムが登場するのですが、いかついロボコップが乗るにはハーレー以外の選択肢はなかったのかもしれませんね。

懐かしくもあり新鮮でもある、衝撃のコマ撮りアニメ『マッドゴッド』は2022年12月2日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほかで全国順次公開中です。









