名神高速「草津PA」で素朴な味わいの「唐揚げ定食」に苦戦!? バイクで行く高速道路グルメ

名神高速「草津PA」(上り)で、「からあげ定食」をいただきしました。カラッと揚がった衣には満足したものの、薄味ゆえに後半は苦戦。マヨネーズで変化を加えながら食べ進めるうちに、昔味わった家庭の素朴なから揚げを思い出しました。。

白飯のおかずとしては少々淡白な味わい……

 名神高速道路をバイクで名古屋方面へ走る途中、滋賀県大津市にある「草津PA」(上り)に立ち寄りました。時刻は午前10時前。朝食には少し遅く、昼食にはまだ早い、なんとも微妙な時間帯です。

 フードコートは24時間営業ですが、この時間には販売されていないメニューも多く、選択肢は限られていました。

 店頭のメニュー看板で見かけた、期間限定の「夏野菜のカレー炒め定食」(1080円)に惹かれたのですが、販売開始前だったので断念。彩り豊かな野菜と豚肉をカレー風味のスパイスで炒めた、見るからに夏らしいメニューでした。

 残念に思っていると、「自家製・手仕込・味自慢」と書かれた「から揚げ定食」のメニューポスターが目に留まりました。から揚げ4個が790円、6個が980円、8個が1130円と、ボリュームを選べます。

 4個では物足りない、かと言って8個はさすがに多そう……間を取って6個を選びました。

 注文を終えて席に着くと、広いフードコートに利用客は自分ひとり。出来上がった定食には、大ぶりの唐揚げが6個に白飯、味噌汁、千切りキャベツと、見た目にも十分なボリュームです。

 揚げたてのから揚げは衣がカラッとしていて噛むと軽快な音があり、手仕込みらしい素朴な雰囲気も伝わってきます。最初のひとつ、ふたつは美味しくいただきました。

名神高速「草津PA」(上り)の「からあげ定食(6個)」(980円)。大ぶりの唐揚げに白飯、味噌汁、付け合わせの千切りキャベツというオーソドックスな内容
名神高速「草津PA」(上り)の「からあげ定食(6個)」(980円)。大ぶりの唐揚げに白飯、味噌汁、付け合わせの千切りキャベツというオーソドックスな内容

 しかし食べ進めるうちに、少し困ったことが起きます。味付けがかなり控えめで、塩気もほとんど感じられません。唐揚げ単体では食べやすいものの、白飯のおかずとしてはもう少し醤油やニンニク、ショウガなどの風味が欲しくなります。

 最初は順調だった箸の動きも、3個目以降はペースダウン。これは4個で十分だったかもしれません。

 卓上に塩やコショウ、たれなどがあれば途中で味を変えながら楽しめたかもしれませんが、目の届く範囲に使えそうな調味料が見当たりません。

 そこで目を付けたのが、付け合わせの千切りキャベツにかけたマヨネーズです。キャベツだけでなく、から揚げにも少し付けてみると、これが効果抜群。マヨネーズのコクと酸味が加わり、淡泊だった味に輪郭が生まれました。ご飯も再び進み始めます。

控え目ながら2輪専用の駐車スペースが確保されている
控え目ながら2輪専用の駐車スペースが確保されている

 近年は唐揚げ専門店が増え、醤油、塩、ニンニク、甘辛だれなど、多彩な味を気軽に楽しめるようになりました。全国チェーンの「からやま」などで、たれや調味料を使いながら食べるスタイルに慣れた舌には、今回のから揚げは少々単調に感じられたのも事実です。とはいえ、PAのフードコートと専門店の味を比べるべきではないでしょう。

 残りを食べながら思い出したのは、子供の頃、自宅で食べた手作りのから揚げでした。今ほど味付けの種類が豊富ではなかった時代、揚げたてを家族で囲み、ご飯と一緒にお腹いっぱい食べた素朴な味です。

 刺激的な風味や気の利いた味変はありませんが、カラッと揚がったオーソドックスなから揚げを6個も食べられるのは、考えてみれば幸せなことかもしれません。

 夏野菜の定食を逃したのは残念でしたが、結果として向き合うことになった6個のから揚げは、味の物足りなさに苦戦しながらも、最後にはどこか懐かしい気持ちにさせてくれました。

【画像】素朴な味付けに苦戦!? 名神高速「草津PA」(下り)のオーソドックスな「から揚げ定食」を画像で見る(9枚)

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