走りも見た目もクールにキメる!! トライアンフ「スピードツイン 900」は伝統とモダンを重んじるトライアンフ感満載のカフェレーサー
レーシングライダーの石塚健選手が試乗した、トライアンフ「スピードツイン900」をレポートしてくれました。
見た目も走りも魅力的!
皆さんこんにちは! レーシングライダーの石塚健です。
春になりましたね! 先日暖かくなったので早速ツーリングに行ってきたのですが、寒くもなく暑くもなく、走ると風が気持ちよくて最高でした。
この記事が出る頃にはもう暑くなってきてるかな?という気もしますが、ツーリングにいい季節もそれほど長くないと思うので、今のうちに楽しんでおきたいところです。
ということで、今回もインプレッションをしていくのですが、試乗してきたのはトライアンフの新型「Speed Twin 900(スピードツイン900)」。
2025年1月に販売が開始された新型のSpeed Twin 900は排気量899cc。トライアンフ伝統のバーチカルツインエンジンを搭載。
新型となり各部がアップデートされ、走行性能が向上したネイキッドモデルです。

外観は丸型ヘッドライトやティアドロップ型燃料タンク、幅の狭いリアフレームを採用し、コンパクトなテールライトなど、トライアンフ伝統のデザインを継承しつつ、クラシックなカフェレーサースタイルと現代的なテイストを融合した仕上がりになっています。
クラシック×モダンは、個人的に一番好きなスタイルでもあります。
気になる新型モデルでの変更点をざっくりお伝えすると、まずはサスペンションのアップグレード。従来の正立フォークから倒立フォークに変更され、新しいアルミ製のスイングアームが採用されました。
そして、新型のスポーツスタイルとなったフロントマッドガード&フォークプロテクターが装備されていたり、他にも所々変更点はありますが、長くなってしまいそうなので、早速足つきを見ていきましょう。
シート高は780㎜に対して僕(身長=165センチ)が跨ると従来モデルの765㎜から15㎜高くなっていますが、シート前部がスリムなデザインに変更されたことで、足つき性自体は向上しています。
さらにオプションであるローシートを装着することで、シート高を約760㎜まで下げることも可能です。

それでは走行していきましょう! エンジン音は低音で鼓動感のあるドコドコドコというサウンドが特徴。割と一般的なエンジン音ではありますが、この野太いサウンドが嫌いなライダーはいないと思います!
低回転域からトルクがあり、アクセルを少し回すだけで元気に走ってくれる程の豊かさや、スムーズで力強い加速感がありました。
ハンドリング性能は俊敏かつ安定感もあって、積極的なライディングを楽しめる印象。
先ほどもお伝えしたように、フロントサスペンションは新たに倒立式のマルゾッキ製フォークが装備され、リアサスペンションもリザーバータンク付きの同じくマルゾッキ製ツインショックが採用されたことにより、剛性感と路面追従性が向上した事が考えられます。
ホイールは、軽量なキャストアルミホイールを装備。バネ下重量を低減することにより、ハンドリングがより軽快になっています。
排気量が900ccもあるとは思えないほど扱いやすく、日常の通勤から週末のツーリングまで、本当に多彩なシーンで楽しめる1台。
バイクでオシャレに街を流したい方や、峠を軽快に走って楽しみたい方、それから僕みたいにクラシック×モダンな見た目が好きな上に、中身はしっかり現代的なバイクが欲しいという方にとってもおすすめ!
そんなトライアンフのSpeed Twin 900の価格(消費税10%込)は、、アルミニウムシルバーが119万9000円、ファントムブラックが123万4000円、ピュアホワイトが123万4000円と選択するカラーによって異なります。
是非参考にしてください! それでは。
Writer: 石塚健
(レーシングライダー)埼玉県出身の28歳。3歳からポケットバイクに乗り始め、ロードレースというオートバイ競技に参戦。現在は世界各国で活躍できるライダーを目指して日々、活動中。 2019年から、ヨーロッパでおこなわれる「FIM CEV REPSOL Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップ」への挑戦を開始。2024年は「FIM 世界耐久選手権」のトップカテゴリーとなるEWCクラスに、スロバキアのMaco Racing Teamより参戦します。スポンサー募集中!応援よろしくお願いします。