ライダーも大歓迎! 平塚新港の『SHALLOW BEE』ではシイラを味わえる!? 味しいアジフライを求めて走る旅
アジと言えばアジフライ! というライダーのために、美味しいアジフライを味わえる店を紹介します。神奈川県平塚市の漁港にある『SHALLOW BEE』を訪れました。
終日バイクの試乗と撮影の後は、脂の乗った鯵を味わう
美味しいアジフライを求めて、筆者(増井貴光)が訪れたのは神奈川県の平塚市です。この日は隣の大磯町の「大磯ロングビーチ」で開催された、JAIA(日本自動車輸入組合)主催のメディア向けバイク試乗会でした。

女優でバイクタレントでもある指出瑞貴(さしでみずき)さんをライダーに、朝から夕方まで様々なジャンルのバイクを試乗し、その撮影をしていました(筆者の本業はカメラマンです)。
びっくりしたのは、ハーレーなどの重量のある車両やリバーストライクの「Can-amスパイダー」でも躊躇なく綺麗に乗りこなしてしまうのです。プライベートでは愛車のヤマハ「MT-07」などで走っている指出さん、走行の撮影をしていても全く不安がありません。
試乗会が終わって帰ろうとするのですが、ずっと試乗をしていたので昼食の暇がありませんでした。
「お腹が減ったね~」と指出さんと話していて、大磯から近い平塚新港(ひらつかタマ三郎漁港)で友人が食堂をやっていることを思い出しました。営業時間は終わっている気がしますが、ダメ元で行ってみます。
10分ほどで平塚新港の「SHALLOW BEE」に到着です。やはり店は閉まっていたのですが、中から知っている顔がこちらを見ているではありませんか。誰かと思えば、以前にもこの連載に登場したアドベンチャーバイクのスクール「MOTO-MIXX」の主催などをしている内藤さんでした。店主の金子さんと、平塚新港の駐車場でライディングスクールを開催したいということで打ち合わせをしていたそうです。
もう打ち合わせは終わっているとのことなので、金子さんに食事できない? と訊いてみると快く作ってくれるとのこと。「やった~っ!」と、指出さんとメニューを見ます。
平塚では「シイラプロジェクト」という取組があり、シイラ(ハワイではマヒマヒと呼ぶらしい)のカツやフライがオススメだそうです。そういえば以前、金子さんや内藤さんとマグロを狙って釣り船に乗った時は、マグロは全く釣れずにシイラが4尾ほど釣れた覚えがあります。
「SHALLOW BEE」では刺身、フライ、煮魚の「よくばりセット」、煮魚と刺身の「お気軽セット」、刺身とフライの「刺身フライセット」などが人気だそうです。その日に仕入れた新鮮な魚を使っているので種類はお任せです。
「マヒマヒカツ定食」やカレーも気になり、悩んでいると「今日は美味しい真鯵が入ってるよ!」と金子さんが声をかけてくれました。その一言で筆者は「刺身フライセット」に決定、指出さんも同じメニューでお願いします。
「SHALLOW BEE」はキッチンカーもやっていて、「ブルースカイヘブン」や「稲妻フェスティバル」併催の「ハンバーガーフェス」など、イベントにも出展しています。「チーズステーキサンドイッチ」が大人気で、そんなことを話しているところに「刺身フライセット」が出来上がってきました。

フライは鯵が2枚、シイラが2個です。アジフライの大きさは普通サイズ、粗めのパン粉は薄めです。シイラフライの見た目は肉のフライ? という感じです。
この日の刺身はアジ、イカ、マグロ、ハマチで、どれも新鮮で美味しそうです。ポン酢と、写真にはありませんが大根おろしも付きます。これにご飯と味噌汁、漬物が揃って「刺身フライセット」です。
まずはアジフライからいただきます。薄めの衣はサクッとした食感で絶妙な揚げ具合です。身は柔らかめ、シーズンインということもあって脂が乗っていてウマい!
一般的にはソースやタルタル、醤油などをアジフライにつけますが、金子さんのオススメは「おろしポン酢」です。試してみると、サッパリした味でご飯にも合います。ソースでも美味しいけど、夏の暑い日にはかなり良さそうです。
次にシイラの「マヒマヒフライ」です。味が濃厚な白身魚と言えばいいのでしょうか。これも美味しいです。カレーに入れても負けない濃厚さで、また絶妙に「おろしポン酢」とも合います。
そして刺身ですが、フライと同じ鯵を使っていて、刺身でももちろん美味しいです。マグロもイカも言うことなし!
食べ始めは「美味しいね!」と連呼していましたが、空腹だったこともあって夢中で食べてしまいました。気持ちもお腹も大満足で、金子さんにお礼を言いつつ平塚新港を後にした筆者と指出さんでした。
■SHALLOW BEE
所在地:神奈川県平塚市千石河岸57-13
営業時間:11時~14時、金・土曜のみ17時~20時30分(水曜定休)
※営業時間、休日は変更となる場合があります

Writer: 増井貴光
旅をライフワークにバイク専門誌などで活躍するカメラマンでコラムニスト。国内だけでなく、アメリカでランドスピードレースやドラッグレースの撮影を続けている。著書としてユタ州ボンネビルで最高速に挑戦するライダーを撮影した写真集『bonneville』と、ルート66を実際に走って撮影した『movin’on』がある。また撮影だけでなく、イベント等の企画・運営にも携わるなどその活動は幅広い。愛車はハーレーFLTRXS、ホンダXR250とCT110