懐かしい? それとも斬新!? 時代を彩った歴代・原付ネイキッドバイクの名車たち

ネイキッドバイクといえば中型バイクでは定番のジャンルですが、原付にもネイキッドモデルがラインナップされていました。どのようなモデルがあったか、懐かしのモデルを思いだしてみましょう。

原付ネイキッドの黄金期は1980年代から2000年代まで

 1980年代以降、バイクブームの盛り上がりとともにネイキッドバイクへの注目が高まり、中型クラスを中心に魅力的なモデルが数多く登場しました。

 カウルを省いたシンプルで骨太なデザインと、構造美を楽しめるスタイルは、幅広い層から人気を得ています。

 その流れは原付バイクにも波及し、50ccクラスでもネイキッドスタイルのモデルが販売されるようになりました。

ヤマハ「RZ50」
ヤマハ「RZ50」

●ヤマハ「RZ50」 

 なかでも代表的だったのが、ヤマハ「RZ50」です。

 1980年代前半に登場した原付スポーツバイクの代表的な1台であるRZ50は、水冷2ストローク単気筒エンジンを搭載し、当時の原付としては異例の高出力と鋭い加速性能を誇りました。

 1981年の初代モデル登場を皮切りに、1980年代半ばにかけて販売台数を伸ばし、多くの若者に支持される存在となります。

 RZ50は、レーサーレプリカのような外観と、50ccでありながらMTならではの操作性を楽しめる点が大きな魅力。兄貴分である「RZ250」や「RZ350」のデザインを踏襲したスタイルは、小排気量でありながらも本格的なスポーツイメージが演出されており、小さなバイクながら満足感の高いモデルとして人気を集めました。

●ホンダ「ドリーム50」 

 1990年代に入ると、スポーツ志向から少し方向性を変え、レトロでクラシカルな雰囲気をもつネイキッドモデルが登場します。そのひとつがホンダ「ドリーム50」でした。

 ドリーム50は、1997年に登場した原付ネイキッドバイクで、1960年代のワークスマシン「CR110」をオマージュしたデザインが大きな特徴。

 その心臓部には空冷4ストロークのDOHCエンジンを搭載し、50ccながら高度なメカニズムと本格的な車体構成を持っていたことでも知られています。

 販売は1990年代後半が中心で、生産期間は短かったものの、当時としては異例のレトロ志向と質感の高さから、熱心なファンに支持された1台。

 ドリーム50の最大の魅力は、往年のレーサーを思わせるスリムな燃料タンクやクロームパーツの輝き、セパレートハンドルといったクラシカルな外観にあります。

 当時としては近代的な性能と、1960年代のレーシングスタイルを融合させた独自の世界観が、多くのバイク好きの心をつかんだモデルでした。

ホンダ「ドリーム50」
ホンダ「ドリーム50」

●ホンダ「エイプ50」 

 2000年代に入っても熱量は止まらず、原付ネイキッドバイクは売れ続けました。ホンダ「エイプ50」は、特にその当時人気だったバイクの1台です。

 エイプ50は2001年に登場した原付ネイキッドバイクで、ミニマムなサイズ感と無骨でシンプルな構造を特徴とするストリートモデルです。

 空冷4ストロークの単気筒エンジンを搭載し、5速MTとキック始動を備えるなど、バイク本来の操る楽しさが詰め込まれていました。

 2000年代前半から中盤にかけて人気を博し、特に10代から20代の若者を中心に広く受け入れられたモデルです。

 また、エイプ50はカスタムベースとしての評価も高く、原付免許で乗れる手軽さがありつつも、カスタムを通じて自分だけの1台に仕上げる楽しみがある点も、人気の要因となりました。

●アプリリア「トゥオーノ50」 

 歴代の原付ネイキッドモデルのなかには国産車だけでなく、海外メーカーのバイクもありました。

 たとえば アプリリア「トゥオーノ50」です。このバイクは、イタリアのスポーツバイクメーカー、アプリリアが手がけた原付クラスのネイキッドバイクで、大型モデルの「トゥオーノ」シリーズをベースに、50ccクラスへと落とし込んだスケールダウンモデルです。

 フルサイズの車体に2ストローク水冷エンジンを搭載し、ヨーロッパを中心に2000年代中盤まで販売されていました。

 倒立フロントフォークや前後ディスクブレーキなど、本格的な装備を備えており、見た目も中型以上のバイクに見えるほど迫力のあるデザインが魅力でした。

 国産原付にはないユーロスタイルとスポーティさを備えた、希少性の高い1台として知られています。

※ ※ ※

 かつてはバラエティ豊かなモデルがそろっていた50ccクラスのネイキッドバイクですが、現在では新車で購入可能なものはほとんどありません。

 そこには、排ガス規制の影響などから、50ccクラスのバイク自体が下火になっているという背景があります。

 その一方で、世界的に需要の高い125ccクラスには、ネイキッドバイクを含む多種多様なバイクがそろっているため、今後は125ccクラスのネイキッドバイクが注目を集めていくこととなりそうです。

【画像】懐かしい? それとも斬新? 時代を彩った歴代原付ネイキッドバイクの名車たちを画像で見る(10枚)

画像ギャラリー

編集部からのおすすめ

レッドバロンは全国どこでも同じ高い品質! その裏側にある岡崎の拠点とは? 潜入取材で一部始終を見た【PR】

レッドバロンは全国どこでも同じ高い品質! その裏側にある岡崎の拠点とは? 潜入取材で一部始終を見た【PR】

最新記事