富士山と江ノ島を望む絶景店 片瀬漁港の『UMIGAME CAFE』へ 美味しいアジフライを求めて走る旅
アジと言えばアジフライ! というライダーのために、美味しいアジフライを味わえる店を紹介します。神奈川県藤沢市の片瀬漁港、江ノ島が目の前の「UMIGAME CAFE」を訪れました。
漁港直送の魚でシンプルなメニューが魅力
美味しいアジフライを求めて、筆者(増井貴光)がやって来たのは神奈川県の江ノ島です。県内有数の観光地だけあって、平日でもたくさんの人で賑わっています。そういえば1カ月くらいエンジンかけてないなぁと思いつき、久しぶりに愛車のハーレー「ロードグライド」で出動です。

天気はあまり良くありませんが、渋滞もなく気持ち良く国道134号の海岸線を走ってきました。時間はまだ11時過ぎですが、朝メシ抜きで来たので空腹な筆者です。
江ノ島は海鮮の美味しい店が多いでのすが、島には渡らずに片瀬漁港方面に入ってみました。何軒か飲食店や釣船のお店が並んでいる中に、アジフライの文字を発見! しかも「★江ノ島沖てづくりアジフライ定食」と書いてあります。これは食べないわけにはいきません。
ということで今回は、片瀬漁港すぐ近くの「UMIGAME CAFE(ウミガメカフェ)」です。バイクは店の海側にある駐車場に移動します。
階段を上がって2階へ。店内の両側にテラスがあり、東側には江ノ島、西側には富士山が望めるという絶景なのでした。
メニューはシンプルで江ノ島らしく、「しらす丼」に「お刺身定食」、「煮魚定食」、「ビーフカレー」、「アジフライ定食」に、平日のみの「特製しらすチャーハン」です。筆者にしては珍しく悩むことなく「アジフライ定食」、同行したYさんは「煮魚定食」をお願いします。
だんだん晴れてはっきり見えてきた富士山や江ノ島を眺めたりしていると、小気味よく揚げている音が聞こえます。煮魚は時間がかかると店のお母さんは言っていましたが、気にならないくらいの時間で「アジフライ定食」と「煮魚定食」が出来上がってきました。
日によって入荷する鯵のサイズが違うので、大きさによって枚数が変わります。この日の鯵は小さめでアジフライが3枚に、イワシのフライが1枚です。

早速いただきます。アジフライは粗めで薄い衣です。揚げ具合も良く、サクっとした歯応え。身は締まっていて鯵本来の味が濃厚です。小さめのアジフライ3枚ですが、イワシフライもあるのでボリュームは十分。
イワシフライもいただきます。こちらもサクッとした食感に鰯らしい味わいです。付け合わせはレタスにキャベツの千切り、炒めたナスとシシトウで、彩もあって楽しくなります。小鉢的にメジマグロを甘辛く煮たものが少々。ご飯と味噌汁、漬物と昆布の佃煮という布陣です。ご飯は普通盛りですが、大盛りにした方がバランスが良かったかもしれません。
Yさんの「煮魚定食」も日によって魚が変わり、この日はカンパチのカマでした。良い具合に煮込んだカンパチも味見させていただきましたが、ホッとする味で美味しいです。店のお母さんと話しながら、温かい気持ちで完食しました。
平日や夏のハイシーズン以外は、お母さんが1人で切り盛りしているので、大人数で来ると対応できなそうので、誰にも言わずにこっそり隠れ家的に伺いたい店でした。
せっかく江ノ島まで来たし、カフェにでも寄っていこうという話になり、江ノ電の「江ノ島駅」近くにある「Cafe Living Room(カフェ・リビングルーム)」に移動します。
サーフィンとバイクが趣味で「The湘南」というライフスタイルの素敵なオーナーのカフェです。タコスやハンバーガーが美味しいのですが、オリジナルのレモネード・ウオーターとバナナシェイクをお願いしました。
オーナーとバイクの話をしたり、つい長居してしまいました。店名通り居心地が良いのです。
さて、もうちょっとツーリングをしてから帰ろうかと、店を後に西へ走る筆者でした。
■UMIGAME CAFE(ウミガメカフェ)
所在地:神奈川県藤沢市片瀬海岸2-20-25
営業時間:12時30分~20時(不定休)
※営業時間、休日は変更となる場合があります

Writer: 増井貴光
旅をライフワークにバイク専門誌などで活躍するカメラマンでコラムニスト。国内だけでなく、アメリカでランドスピードレースやドラッグレースの撮影を続けている。著書としてユタ州ボンネビルで最高速に挑戦するライダーを撮影した写真集『bonneville』と、ルート66を実際に走って撮影した『movin’on』がある。また撮影だけでなく、イベント等の企画・運営にも携わるなどその活動は幅広い。愛車はハーレーFLTRXS、ホンダXR250とCT110
























