V4エンジン搭載の“新たなフラッグシップモデル”が英国の老舗バイクブランド「ノートン」から登場!! 充実装備のスーパースポーツ「Manx R」登場

イギリスのバイクブランド「Norton Motorcycles(ノートン・モーターサイクルズ)」は、2025年11月4日にイタリアのミラノで、6つの新モデルの第一弾となる新型スーパーバイク「Manx R(マンクス・アール)」を発表しました。

新生ノートンを象徴するフラッグシップモデル

 イギリスのバイクブランド「Norton Motorcycles(ノートン・モーターサイクルズ)」(以下:ノートン)は、2025年11月4日にイタリアのミラノで、6つの新モデルの第一弾となる新型スーパーバイク「Manx R(マンクス・アール)」を発表しました。

ノートン・モーターサイクルズ「Manx R(マンクス・アール)」(ファーストエディション)
ノートン・モーターサイクルズ「Manx R(マンクス・アール)」(ファーストエディション)

 1898年に二輪業界向けの部品メーカーとして設立されたノートンは、「Commando(コマンド)」や「Manx(マンクス)」などの名車を製造し、英国を代表する象徴的ブランドへと成長しました。モータースポーツにおいてもマン島TTレースで輝かしい歴史を築いてきましたが、2020年4月にインドのTVSモーターカンパニーに買収され、現在は英国ウェスト・ミッドランズ州ソリハルの新工場を拠点に、伝統的なハンドメイド技術と現代のテクノロジーを融合させたバイク製造を行っています。

 Manx Rは、ノートンの復活を牽引するフラッグシップモデルであり、プレミアムスーパーバイクというセグメントを再定義することを目指して開発されました。その役割は、路上とサーキットの両方でカリスマ性と繊細さを体験できるマシンを提供し、ライダーとの確かな一体感をもたらすことです。

 搭載されるパワートレインは、バンク角を72度に設定した新開発の排気量1200cc水冷V4エンジンで、最高出力は206馬力/11,500rpm、最大トルクは130Nm/9,000rpmを発揮。このエンジンは、単に最高の馬力を追求するのではなく、実走行データに基づき、ライダーが多用する5,000~10,000rpmの回転域でクラス最高のトルクと実用的なパワーを発揮するよう、細心の注意を払って開発されました。

 シャーシにおいては、公道での優れた性能を発揮することに重点を置いた一体鋳造フレームを採用。サスペンションにはマルゾッキ製のセミアクティブシステムを、ブレーキにはManx Rで初導入となるブレンボ製の高性能Hypureキャリパーを装備しています。

 また、ボディパネルと17インチホイールはカーボンファイバー製で、車両重量は204kgに抑えられています。

 デザインは「少ないほど良い」というアプローチを体現し、ウィングやデカールなどの装飾を一切排除したシンプルな造形が特徴で、片持ちスイングアームやアンダースラングエキゾーストを採用することで、スタイリッシュな外観に磨きが掛けられています。

 Manx Rにはライダーを支援する先進技術も豊富に搭載されており、業界をリードするボッシュの電子プラットフォームを基盤に、このセグメントでは唯一となるコーナリングクルーズコントロールや、6軸慣性計測ユニット(IMU)を活用したリニア/コーナリングトラクションコントロール、ウイリー制御などを装備。これらの機能は、5つのライドモード(レイン、ロード、スポーツ、2つのカスタマイズ可能なトラックプロファイル)と連動して、あらゆる状況でライダーをサポートします。

 コックピットには8インチの大型タッチスクリーンTFTクラスターが備わり、各種情報の表示のほか、GoProとの連携やスマートデバイスとの同期といった接続機能も利用可能です。

 なお、ノートンはManx Rを、革新的な技術、卓越した実走性能、そして感覚的な一体感をバランスさせた、現代のスーパーバイク時代におけるブランドの輝きを放つ一台と位置付けています。

【画像】シンプル&クリーンなデザインにも注目!! ノートン「MANX R」を画像で見る(15枚)

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