4ストなのにマフラーから白煙が消えない!? その原因とは? 同い年のバイク=スーパーカブと生きるバイクライフ Vol.5

1958年に登場した初代C100のスピードメーターは、フルスケール80km・hでした。直後の1959年モデルからはフルスケール100km/hとなり、最終型まで継承されました。極初期はオートメーター社製、次が矢崎総業製、完全量産へ移ってからのモデルは、日本精機製、デンソー製などが採用されています。50km/h前後のクルージングスピードが楽しいC100ですが、下り坂などでは軽々70km/hをオーバーします。しかし、連続的に全開走行を繰り返してしまうと、クランクベアリングが壊れやすく、鋳鉄シリンダーとピストンは焼き付きを起こしやすい傾向になります。エンジンオイルを強制圧送していない「オイルポンプを持たないエンジン構造」が、そのトラブル原因だと思われます
ピストンリングが減って圧縮圧力が低く、オイル上がりしている可能性もある!? と感じました。コンプレッションゲージを使って、スパークプラクの穴にアダプター+ジョイントホースをセットして実圧縮データを測定しました。4サイクルエンジンメンテナンスでは、必要不可欠なのがこのコンプレッションゲージになります。自動車バイク系工具専門店のストレート製を使っています。ジョイントホースが膨張しにくいので、正しいデータを測定できる工具です
ストレート製はプラグサイズと同じアダプターをホースフィッティングにセットするタイプ。ネジ穴を傷めないようにアダプターをシリンダーヘッドへ締め付けよう。ホースを手に持って締め付けるだけで、レンチは不要だと思います。スロットル全開状態でキックを10回くらい、素早くかつ力強く踏み下ろしてみましょう。ゲージ指針が高まっていく様子を目視確認できます。セルスターター付モデルの場合は、ブースターケーブルでバッテリーをアシストしつつ、スロットル全開でセルモーターを6~7秒は回し続けます。バッテリーが弱いと正しいデータ測定ができません。完全暖機後に測定すると1100kpa(昔の表記だとおおよそ11kg/cm2)でした。コンプレッションが意外と高いのは、カーボンの堆積が原因のような気もします
おそらく何年もエンジン始動していなかった車両だと思いますが、マフラーからは大量の白煙を吹き出し、ガレージ内はモクモク煙の真っ白けで視界が悪くなってしまいました。咳き込むほど環境が悪くなり、眼もチクチク痛くなってしまいました。2ストエンジンの白煙とはまた違った印象で、こりゃ身体に良くありません。何とか直さないと!!
円錐型のゴム栓をプラグ穴に押し付けて、スロットルを全開にしてキックアームを勢いよく踏み込むことでも、実圧縮データは測定できます(そのような使い方のゲージもある)。エンジン始動後の暖機状態で測定することで本来の圧縮データを測定できますが、エンジン冷間時でも、事前と事後の相対比較で、データの変化を知ることができます
OHV型の49ccで原付一種登録モデルがスーパーカブC100。同型54ccエンジンで原付二種登録モデルがスーパーカブC105になります。原付一種のC100は法定速度30km/h上限なのに対して、原付二種のC105は、交通の流れに乗れる一般道路の制限速度で通行できます。2025年の秋頃以降は原付一種が新基準の125ccになるらしいですが、製造元にとっては生産性が良くなるものの、我々ユーザーにとっては、原付一種の排気量が大きくなるだけで、白ナンバーの法定速度30km/hには変更無さそう? ちなみにぼくのC100は、C105用のピストンを使ってオーバーサイズ=54ccにするため、登録時には原付二種の黄色ナンバーを取得する考えです

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