やっぱりスーパーカブには“レッグシールド”が欠かせない!? 「60thアニバーサリーモデル・プロトタイプ」レプリカ作りに納得した直後からさらなる「お気に入りを追求」するのがビルダーの性!?

トータルデザインを検討する中で、アンコが厚いシートはデザイン的に似合わないだろうと判断した木村さん。プロトタイプレプリカとして製作したシートと比べて、アンコ形状を薄く変更し、デザインイメージにマッチさせたそうです
シート形状確認は車上で行います。粗目のサンドペーパーを利用して、左右エッジ寸法を合わせながら、スポンジアンコを削っていきます。薄いアンコ抜きのシートとは言え、ある程度の厚さが無いと「お尻が痛くて走れませんからね」とはオーナーの木村さん
ガソリン給油時にも、カスタム車である以上、見える部分はカッコ良くありたいものです。黒い樹脂ベースのままでは決まりませんので、車体のメタルフレークゴールドと同じ色でシートベースも仕上げることにしました。このゴールドは、キャンディゴールドの下塗りペイントになります
フルカスタム仕様のシート表皮は、厚手の本牛革で製作しようと考えました。本職が建築板金の先輩が、本牛革製品の彫り入り財布やベルトを製作していたので相談しました。シート表皮の切り出しパターンに合わせてデザインスケッチを製作します
本牛革シートのデザイン彫りは「カービング」と呼ばれる工法だそうです。単純にデザイン彫りしただけでは立体感が出ませんので、担当である先輩にお任せで模様の周囲に黒ずみを入れて頂いたそうです。立体感がまるで変わりました
「布が巻いてあるような輪郭のデザインにしてみました」とお話しして下さったオーナーの木村さん。デザインスケッチ&イメージを見事なまでに再現した、本牛革の彫り入りシート表皮。建築板金職人さんながら、趣味で本革彫りを楽しまれていて、ハーレー用シートも手掛けたことがあるそうです
ガソリンスタンドで給油する際にシートを開けると、その下から現れる車体と同色のタンクホルダープレートと樹脂製シートボトム。こんな部分にこそカスタムビルダーの心意気を感じますね。タンクキャップの逃げ部分には後輩のアパレルショップロゴが入る
2017年秋の東京モーターショーに展示されたゴールド仕様の60周年アニバーサリー&累計1億台突破記念の参考出品車をイメージしたカスタム仕様。東京モーターショー会場で撮影した画像を頼りに完成させた。現在は、さらなる「自分流カスタム」を楽しんでいます
しばらく乗るとアンコがヘタリ、色痩せしてしまうことが多いメーカー純正シートは保管することに。新品シートを購入し、新たに作ったプロトタイプレプリカの赤色シートも、もはやお蔵入りです。さらに別のシートを準備して、フルカスタムシートの製作に取り掛かりました
パターンをつなぐステッチ部分の縫いも、一般のバイク用シートのパイピングなどとはまったく違った手法で仕上げられています。このシートが無かったとしたら、フルカスタムのイメージが決まらなかったとはオーナーの木村さん。埼玉県美里町でペイントショップ「Gemz Kolor」を主宰しています

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