JSB1000で活躍中のTeam HRC高橋巧選手 怪我で離脱中のキャミア選手の代役でSBKに2年ぶり出場!!

全日本選手権JSB1000クラス参戦中のTeam HRC高橋巧選手が、負傷中のレオン・キャミア選手の代役で2年ぶりにスーパーバイク世界選手権に挑戦しました。

万全の状態ではなかったTeam HRC高橋巧選手

 スーパーバイク世界選手権(SBK)第10戦ポルトガル大会が、テクニカルコースとして知られるアルガルベ・インターナショナル・サーキットで開催されました。   

Moriwaki Althea Honda Team高橋巧選手

 5月上旬の第5戦イタリア・イモラ大会の予選で転倒し左肩を負傷したレオン・キャミアは、7月に行った手術が成功し今大会の復帰を目指していましたが、まだ完全ではないという判断で2年前の大会でも代役出場した高橋巧選手が出場しています。   

 高橋巧選手は今季出場中の全日本ロードレース選手権JSB1000クラスで、現在総合首位を維持しています。8月にテストで痛めた左足が完全ではありませんが、フリー走行では着実にタイムを短縮して、2日間3回の総合タイムで17番手。スーパーポール(予選)では、アルガルベの自己ベストとなる1分42秒755をマークして17番グリッドを獲得しました。

 レース1決勝では、オープニングラップ18番手から、ポイント圏内へ徐々に順位を上げ、後続をしっかり押さえきり15位でレースを終えました。高橋巧選手は、2年前に代役出場で達成したベストリザルトの10位以上を目標に戦いましたが、SPレースで17位、レース2でも17位とポイントを獲得することができず、目標達成とは今回なりませんでした。

グリッド上のMoriwaki Althea Honda Team高橋巧選手

・Moriwaki Althea Honda Team高橋巧選手のコメント

「レース1はかなり難しいレースになりましたが、ポジティブなこともありました。そして、何よりもいい経験になりました。レース序盤は混戦の中で、ほかのライダーとバトルになり、難しい走りを強いられました。彼らをパスして自分のペースをつかむのに少し時間がかかりましたが、徐々に自分のリズムもよくなり、自信を持って走ることができました。レース中盤からゴールまでは、1分44秒台というまずまずのリズムをキープすることができました。

 レース2は満足のいく結果ではありませんでした。序盤はほかのライダーの後ろでかなりタイムをロスしました。それが結果に大きく影響しました。僕のペースも十分な速さがありませんでした。もっといい走りをしたかったです。しかし、全体的にはいい週末になりました。貴重な経験ができました。レオンの左肩の手術の回復が遅れているのは残念ですが、次戦からの復帰を願っています。一生懸命取り組んでくれたチームに感謝しています」

【了】

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