ニッチな職業バイクタレント レンタルバイクのすゝめ~海外編~

ラジオや安全運転の啓蒙活動など様々なシーンで活躍するバイクタレント岸田彩美さんがレンタルバイクを体験。借りる目的はユーザーによって様々あるようです。

海外の運転に必須、国際運転免許証のチェックポイントは?

 今回は海外での「レンタルバイク」についてバイクタレント、岸田彩美が紹介していきます。

岸田彩美さんが海外でレンタルしたトライアンフ「ストリートトリプル660」とSWM「グランツーリズモGT 440R」

 私は過去に、オーストラリア(新婚旅行先で旦那とツーリング)とスペインのフォルメンテーラ島(トライアル・デ・ナシオン2019の観戦ついでにソロツーリング)の2カ国でレンタルバイクを利用してツーリングしたことがあります。

 まず国外でツーリング(ドライブもですね)する際、必ず必要になるのが公安委員会が管轄する運転免許試験場(運転免許センター)や、住所地を管轄する警察署(一部不可)で申請できる「国際運転免許証」です。また、中を開いて「運転者に関する事項」のA部分にハンコがないと乗れない可能性があります(日本だと原動機付自転車以外の免許があればハンコが押されるとのことです)。

 国によって規定が違うと思いますが、Aの部分のハンコはマストで取得しておきたいところです。特にスペインは厳しいみたいですね。

オーストラリアでのレンタルバイク体験

 それではまず、オーストラリアでのレンタル体験から振り返ってみますが、オーストラリアではブリスベン近郊にてツーリングしました。レンタルバイクをしている会社を探し、なるべく日本語に訳してある(笑)サイトをインターネットで検索。最終的には世界各国に拠点を持つ大手、日本語訳も自然だった「イーグルライダー」という会社に決定しました。

 予約方法はいたって簡単。サイトよりピックアップ場所/レンタル期間/バイクの車種を選び、クレジットカード決済すれば予約完了。問い合わせ窓口からメールを送れば一日もあればすぐに返信が来ました。

 海外は契約社会なので、サインする前に補償内容と出発前の傷の確認はマスト! 私は写真撮りました。

※保証金(デポジット)は事故やバイクを傷つけずに返却すれば返金するとのことで、帰国して明細確認したらちゃんと差し引かれていたので問題なかったようです)。

 また、私は無料で借りられましたが、荷物を増やしたくない方は、あらかじめウエア・ヘルメットレンタルが出来るか確認すべし!

 イーグルライダー・ブリスベンでは、トライアンフ「ストリートトリプル660」、SWM「グランツーリズモGT 440R」の2台をレンタル。

 市街地を走って気づいたことは、高低差が激しくて坂がとっても急。坂の谷の部分に突如として信号が現れるので、注意が必要です。また、海外ではお決まりのロータリー交差点が多かったのと、信号機の赤い矢印は、青になったら矢印方向に進めますという指示です。行く先々の国の交通ルールは下調べ必須です。

 オーストラリアは左側通行でほぼ日本と変わらないものの、目に飛び込んでくる標識は英語表記なので、少しでも頭に入れておいたほうが良さそうです。

 普段とは違う環境でレンタルバイクを利用し、コアラを見にローンパイン・コアラ・サンクチュアリに行ったり、綺麗な景色を見ながらのんびり過ごした時間は、良き思い出です。

情報の無い地域は行き当たりばったりで楽しむ

 続いて、「スペイン・フォルメンテーラ島」のソロツーリングです。

 残念ながら、イビサ島はじめフォルメンテーラ島の観光や現地の情報を収集する本がほとんど無く、ほぼネット…と言いたいですがそれでも情報量が少なかったです。若干行き当たりばったりのところもありました(笑)

岸田彩美さんがスペイン・フォルメンテーラ島でレンタルしたピアッジオ「タイフーン50」

 イビサ島からフォルメンテーラ島へは片道40分のフェリーを使って向かいました。余談ですが、予想以上に船が揺れて、アトラクションの胃が浮くような感じと、お尻が浮くくらいの波! 着いた時には超グロッキーです(笑)

 スペインでのレンタルバイクは現地調達にしました。島に到着すると近くにレンタルバイク屋さんがたくさんあったので、MIT JORNさんというところで借りました。スペイン語もほぼわからないので、拙い英語でなんとかレンタル完了!

 現地での相棒はピアッジオの原付バイク「タイフーン50」青色を借りました。どうやら125cc以上のバイクを借りると保険でまかなえないかもしれない部分があるというのを噂で聞いていたので、小心者な私はお手頃価格な50ccをチョイス。

 1日25ユーロ+デポジット金15ユーロ=計40ユーロ(約1ユーロ125円前後)を支払いツーリングのスタートです。オーストラリアのツーリング時と比べるとデポジット金額が安すぎる? 今考えると不安しかないです(笑)

 目の前に広がるのはひたすら続くダートと、立ち入り禁止エリアが両サイドに広がる道。この島は至る所に自然保護区が多い印象でした。海に入ってのんびりしつつ、結構早めに返却しちゃいました。本当なら島を一周したり、大好きな鳥を観察しに行きたかったけど、50ccはやはり抜かされるし煽られるという印象です。

 反省点としては、ちゃんと保険のことを下調べして、理解できるようにしておくべきだったなと思いました。そうすればもう少し大きな排気量に乗れ、他の車との流れに乗れたかなと感じています。

 参考までに海外のガソリン事情は特殊です。各スタンドごとにブランド名があるので、数字(95→レギュラー/98→ハイオクなど)にて確認する必要があります。ディーゼルでも種類分けがあったりと、日本より細かいガソリン区別が印象的でした。

 日本を飛び出して国外でツーリングをすることは、交通ルールやスピード感など日本との違いを楽しめる反面、危険も多く伴います。

 日本の教習所は世界的に見てもレベルが高く、通用すると聞いていますが、自分を過信しすぎず、現地の空気と流れに乗ってぜひ楽しんでみてください! 海外のツーリングの本って見当たらないし、手探りで情報をつかみ取らないといけませんが、それもまた醍醐味と思います♪ 少しでも参考になれば幸いです。

【了】

【画像】レンタルバイクでツーリングを楽しむ岸田彩美さんを見る(6枚)

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Writer: 岸田彩美

食べる事とインコが大好き。愛称:あやみん。2011年駒澤大学準ミスグランプリを取得後、ツインリンクもてぎのイメージガール、ツインリンクもてぎエンジェルを務めた。任期中に様々なバイクの楽しみ方に出会いその魅力に心を奪われた。トライアルデモンストレーション、MotoGP 日本グランプリでステージMCなどバイクのイベント出演や司会も務める。

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