街乗りからツーリングまで活躍! 近年では独自の構成を持つモデルも!? 「スクーター」とは?

バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「スクーター」についてです。

フロアを備えた乗り降りしやすいバイク

バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「スクーター」についてです。

 スクーターとは、車体中央に足を置くフロアを備え、乗り降りしやすい構造を持つバイクの一種です。

 一般的なバイクのように燃料タンクを両脚で挟む構造ではなく、車体中央が低くなっているため、大きく足を上げてシートをまたがなくても乗車できます。

 エンジンや駆動系がカバーで覆われている車種も多く、衣服が汚れにくいことも日常の移動手段として大きなメリットです。

 現在のスクーターは、ベルトとプーリーを使ったCVT(無段変速機)と自動遠心クラッチを組み合わせた自動変速が主流です。

ホンダ「X-ADV」2027年モデル(欧州仕様)
ホンダ「X-ADV」2027年モデル(欧州仕様)

 ただし、「スクーター=オートマチック」というわけではありません。かつてのベスパには、左側のグリップを回して変速するハンドチェンジとクラッチレバーを装備したモデルが存在しました。つまりスクーターを特徴づけているのは変速方式ではなく、フロアを備えたステップスルーを基本とする車体構成にあります。

 排気量や用途も幅広く、50ccクラスから125ccクラス、250cc以上の「ビッグスクーター」までさまざまです。さらに近年は、一般的なスクーターの枠に収まりきらないモデルも登場しています。

 一例として、ヤマハ「TMAX」は、エンジンをスイングアームと一体化せず車体側に搭載する構造とすることで、スポーツバイクに近いハンドリングを追求した大型スポーツスクーターに仕立てられています。

 また、ホンダ「X-ADV」はさらに異色で、スクーターのような車体構成や利便性を持ちながら、一般的なCVTではなく有段式トランスミッションを自動変速するDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)を採用。大径ホイールや長いサスペンションストロークなども備え、未舗装路まで視野に入れたアドベンチャーバイク的な性格を持っています。

このようにスクーターは、手軽な街乗り用バイクを基本としながら、ツーリングやスポーツ走行、さらにはアドベンチャーまでカバーする多彩なカテゴリーへと発展しているのです。

【画像】近年では個性的な車体構成も! 様々なスクーターを画像で見る(21枚)

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