全日本トライアルのタイトルは、ホンダの小川友幸選手が9連覇を達成

全日本トライアル選手権最終戦は、愛知県のキョウセイドライバーランドで開催されました。前日の第3戦でチャンピオンを決めたホンダの小川友幸選手にヤマハのる黒山健一選手が一矢報いることができるのでしょうか。

最終戦はヤマハの黒山選手が新型マシンで優勝

 全日本トライアル選手権シリーズはコロナ禍により3戦が中止されていましたが、延期されていた第3戦中部大会が愛知県のキョウセイドライバーランドで第3戦と最終戦が開催されました。中部大会自体は、2年続けて台風の影響で中止されており、3年ぶりの開催です。

最終戦で優勝したYAMAHA FACTORY RACING TEAM 黒山健一選手

 最終戦は、8セクション2ラップにSSが2セクションと、いつもの大会スタイルに戻して開かれ、全戦で自身初のオールクリーンを達成してタイトルを決めたTEAM MITANI Hondaの小川友幸選手にYAMAHA FACTORY RACING TEAMから参戦する黒山健一選手が、新型のファクトリーマシンTYS250Fiで初優勝すべく挑んでいます。

 1ラップ目は転倒するなどして減点5を2つ取りながらも、黒山選手が減点13でトップにたち2番手は僅差で、小川(友)選手15点、氏川選手15点、野崎選手18点と続きます。2ラップ目は、氏川選手が第9セクションの一つのみ5点、8セクション中クリーン5をマーク、2ラップを終えて減点24で逆転してトップに躍り出ました。2番手は黒山選手で27点、小川(友)選手は31点で3番手です。

氏川選手は一時トップに立つも2位で大会を終えた

 SSは1つ目で、氏川選手や小川(友)選手を含むほぼ全員が失敗して減点5となったコンクリートや丸太でできた人工セクションの難所を、若手のガスガスの廣畑伸哉選手と黒山選手だけが減点2で走破。ここで黒山選手が、氏川選手と同じ29点に並ぶことになり、2つ目の最終セクションに挑みます。急斜面の岩場を右に左にターンしながら越えていき、最後に巨大な岩を上がる、その前半で再び氏川選手や小川(友)選手を含むほぼ全員が失敗したが、黒山選手はなんとここを足着きわずか1回のみの減点1で駆け抜けて、氏川を逆転。黒山選手が、新型ワークスマシンで待望の今季初優勝を獲得しました。

■YAMAHA FACTORY RACING TEAM 黒山健一選手(優勝・ランキング2位)

YAMAHA FACTORY RACING TEAM 黒山健一選手

 最後になんとか追いついて、そして追い越して、逃げ切って、1位を獲得することができました。これもひとえに皆さんの応援のおかげです、本当にありがとうございました。今年はニューマシンに乗させていただいて、なかなか良い結果が出ませんでしたけれど、こうして勝つことができて非常に良かったです。また来年、しっかり頑張りますので、皆さん応援よろしくお願いします。

■TEAM MITANI Honda 小川友幸選手(4位・チャンピオン)

TEAM MITANI Honda 小川友幸選手

 体調不良もあって、実はこの週末の大会にはあまり自信がありませんでした。土曜日のオールクリーン優勝は自分的には奇跡的で、この日の結果が本来の結果だったのかもしれません。そういう意味で、改めて土曜日にオールクリーンができて、チャンピオンが決められてよかったです。

※ ※ ※

 最終戦を終えての総合ランキングは、チャンピオンにTEAM MITANI Honda 小川友幸選手、2位YAMAHA FACTORY RACING TEAM 黒山健一選手、3位TEAM MITANI Honda 氏川政哉選手となりました。

【了】

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