役所広司と吉沢亮が初共演! 血の繋がりを超えた“家族”を描く『ファミリア』
国籍・育った環境・言葉などの違いや血のつながりを超えて“家族”を作ろうとする人々の姿を、役所広司や吉沢亮といった豪華キャストが演じる人間ドラマ『ファミリア』が、2022年1月6日(金)より全国公開されます。
“家族”になる
役所広司と吉沢亮、MIYAVIらが共演する『ファミリア』は、国籍や育った環境や話す言葉などの違い、血のつながりを超えて強い絆で“家族”を作ろうとする姿を描いたオリジナル作品です。

本作の監督を務めるのは、『八日目の蝉』『ソロモンの偽証』『いのちの停車場』など、人間ドラマの名手として知られる成島出。主人公の誠治を演じるのは、日本を代表する名優・役所広司。約10年ぶりの成島組への参加となる本作では、息子の幸せを願う不器用な陶器職人を演じます。
そして一流企業のプラントエンジニアとして赴任したアルジェリアで大切な女性と出会い、新しく家族をつくろうとする誠治の息子・学は、2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』に渋沢栄一役で主演した吉沢亮。本作で遂に役所と吉沢の初共演が実現しました。

本作のキーとなる在日ブラジル人青年・マルコスを演じるのは、オーディションで選ばれた在日ブラジル人のサガエルカス。厳しい状況で生活をしながら、偶然出会った誠治に亡き父の面影を重ね、焼き物の仕事に興味を持ち、次第に誠治と心を通わせる難しい役を演技初挑戦ながら瑞々しく体現。同じくオーディションで選ばれたワケドファジレが、マルコスの恋人・エリカを好演。さらに在日ブラジル人の国際的キャストに加え、静岡県の日系4世らのヒップホップグループGREEN KIDSも出演し、物語にリアリティを与えています。
そしてマルコスら在日ブラジル人を執拗に追いかける半グレのリーダー・榎本海斗を演じるのは、世界的に活躍するミュージシャン・MIYAVI。地元のヤクザ・青木役として松重豊が強烈な印象を残すほか、誠治が唯一心を許すことのできる友人の刑事・駒場隆役で佐藤浩市が唯一無二の存在感を発揮しています。

言わずもがな、引く手あまたの人気俳優である吉沢亮ですが、やはり『東京リベンジャーズ』(2021年)で演じたマイキー役と、彼が乗る“バブ”ことホンダ・CB250Tが印象的でした。最強の暴走族役から一転、本作では俳優として新たな側面を見せてくれそうな吉沢さんに要注目です。