60年代のクールなクルマ&バイク多数登場!『バニシング・ポイント』半世紀ぶり4Kリバイバル上映
アメリカン・ニューシネマの代表作であり、壮絶なカーチェイスと鳴り響くロックサウンドが魂を震わせる映画『バニシング・ポイント』が、4Kデジタルリマスター版で2023年3月3日(金)より全国順次ロードショー中です。
“消失点”に向かって不条理なまでの逃走劇
1960年代末から70年代半ばにかけてアメリカ映画界に革命をもたらしたアメリカン・ニューシネマ。その代表作であり、後のカルチャーに多大な影響を与えた『バニシング・ポイント』(1971年)が、4Kデジタルリマスター版で蘇りました。

コロラド州デンバーからサンフランシスコまでの1,900キロを不眠不休、15時間で走り切るという、スピードにすべてを賭けた男・コワルスキーの姿を、体制も反体制も超越した、乾ききった精神性で鮮烈に描く本作。既存の体制や文化への反抗や、現実に敗北する主人公の姿を描いた多くのニューシネマとは一線を画し、何も求めない主人公の虚無感が全篇を貫いています。
壮絶なカーチェイスと鳴り響くロックサウンドのなか描かれる、コワルスキーの不条理なまでの逃走劇……。4Kデジタルリマスターを施した約50年ぶりのリバイバル公開は見逃せません。そんな本作のもうひとつの主役ともいえる劇中車は、クライスラー社の70年型ダッジ・チャレンジャーR/T。そしてもちろん、様々なバイクも登場します。

トライアンフ・ボンネビルにはじまり、ホンダのCL350、そしてハーレーダビッドソンのスポーツスター、パンヘッド、ハイドラグライド、エレクトラグライドなどなど、60年代のクールなバイクの数々は必見です。

『バニシング・ポイント』は2023年3月3日(金)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー中です。