「嫌われ者」になったトム・ハンクスが観客の涙を搾り取る『オットーという男』
ほがらかな人柄のイメージが強いトム・ハンクスが「町一番の嫌われ者」を演じる感動のヒューマンドラマ『オットーという男』が、2023年3月10日(金)より全国公開されます。
町一番の嫌われおじさんも実は……
ほがらかな人柄のイメージが強いトム・ハンクスが「町一番の嫌われ者」を演じる『オットーという男』は、四角四面の仏頂面おじさんにまんまと泣かされてしまう、感動のヒューマンドラマです。

主人公オットーは町内イチの嫌われ者で、いつもご機嫌斜め。曲がったことが大っ嫌いで、近所を毎日パトロールし、ルールを守らない人には説教三昧。挨拶をされても仏頂面、野良猫には八つ当たり……という、なんとも面倒で近寄りがたいおじさんです。
そんな彼が人知れず抱えていた孤独。最愛の妻に先立たれ、仕事も失くした彼は、自らの人生にピリオドを打とうとしていました。しかし、向かいの家に越してきたおせっかいな家族に邪魔されてしまい、死ぬに死ねない状況に。
お向かいさんのマリソルは世間知らずながら陽気で人懐っこく、オットーとは真逆な性格で、幼い娘たちの子守や苦手な運転をオットーに平気で頼んできます。そんな一家の出現により、“自ら人生をあきらめようとしていた男”の人生が一変していき……。

トム・ハンクスにバイクのイメージはあまりありませんが、実は彼はプライベートでは頻繁にスクーターに乗っている日常系バイカー。ベスパのGTV300ieや、Genuine ScootersのBuddy50が愛車のようです。また、ヤマハのシグナス180に乗るハンクスが印象的だった『幸せの教室』(2011年)には、同じくヤマハのビーノやホンダのクレアスクーピー、さらにイタルジェットのヴェロチフェロやRoketa Baliのビッグスクーターなど珍しい車両も多数登場します。