懐かしいけれど新しい!! 電動スクーター・FELO「M壱(M1)」でお出かけが楽しくなる!

ちょこまかと走り回る楽しさ

 電源をONにして、通常ではセルスイッチとなる右側グリップにあるボタンを押します。これでスロットルを開ければ走り出します。電源を入れただけでは走らない安全設計に安心です。

FELO「M壱」に乗る筆者(佐賀山敏行)
FELO「M壱」に乗る筆者(佐賀山敏行)

 ライディングポジションは懐かしいレジャーバイクのソレ。モンキー50やモトコンポのような古いホンダを思わせるもので、思わず笑みがこぼれます。

 ただしネガティブなポイントも同じで、後輪の上に乗っているような感覚で、フロントの接地感はほとんどありません。いきなりアクセルをフルオープンにすると、フロントが浮き上がりそう……。怖くて筆者は試しませんでしたが、ええ、きっと浮いたでしょうね(苦笑)。

フロントブレーキには機械式ディスクを採用するFELO「M壱」
フロントブレーキには機械式ディスクを採用するFELO「M壱」

 とはいえ、初期の電動バイクにあったような不自然なパワー特性はありません。ガソリンバイクと同じようなパワーの出方で、アクセルを開けると、その分じわ~っとパワーが出てきます。そのため、恐怖は最初のうちだけ。1.63PS(1.2kW)の最大出力はM壱を安全に動かすには十分なパワーで、慣れれば法定速度+α程度であれば操安性の不安を感じることなく走ることができました。

 ブレーキもフロントは機械式とはいえディスクブレーキなので、軽量な車体を止めるには十分でした。しかし、サスペンションは減衰力が弱く、ちょっとした段差を越えたあとに揺れが続くのが気になりました。もともとフロントの接地感があまりないので、スピードを出したまま段差に突っ込む際は注意が必要かもしれません。

FELO「M壱」と筆者(佐賀山敏行)
FELO「M壱」と筆者(佐賀山敏行)

 しかし、誤解を恐れずに言えば、ネガティブ部分も含めて楽しめるのがM壱の魅力でしょう。車体はコンパクトで軽いため、近所をちょこまかと走るには最適です。アウトドアシーンではキャンプギアの一つとして、所有欲を満足させてくれそうです。

 「普通のスクーターじゃ面白くないよね」なんて考えている人が選べば、きっと面白いバイクライフを送れるのではないでしょうか。

【画像】ホンダ「モトコンポ」を彷彿とさせるFELO「M壱」を画像で見る(20枚)

画像ギャラリー

Writer: 佐賀山敏行

カスタムバイク専門誌の編集長を経て、現在はヤマハSR400/500に特化したWEBマガジン「The SR Times」を運営する。自身も現在93年式と14年式の2台のSRを持つフリークだが、基本的にはバイクは何でも好き。

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