夏は、すぐそこまで来ている! 暑い日にバイクに乗る際の注意点

身体だけじゃ無い!バイクも熱に注意

 ふたつ目の注意点は、バイク運転時の服装について。バイクに乗る際は暑い日であっても長袖長ズボンの着用が推奨されています。これは、涼しさを求めて半袖半ズボンにしてしまうと、エンジンの熱などによって火傷する恐れがあるだけでなく、転倒時の怪我の危険性も高まるためです。

バイクに乗る際は暑い日であっても長袖長ズボンの着用が推奨されている
バイクに乗る際は暑い日であっても長袖長ズボンの着用が推奨されている

 最近では作業服や普段着として、身体を冷やすことのできるファン付きウェアも登場しているようです。ファン付きウェアとは扇風機のような小型ファンがついている上着のことで、外気を取り込むことで熱中症予防への効果が期待できるとされています。

 続いて3つ目の注意点として、休憩が挙げられます。

 気温が高い中走行していると、熱風を身体に浴びているような状態になり、疲労が蓄積しやすくなります。そのため特に長時間のツーリング時には、定期的に休憩を取ることが求められます。

 また、走行する時間帯を選ぶこともポイント。夏場はどの時間帯でも油断はできませんが、涼しい時間を選んで走ることも一つの策といえます。

 そして4つ目の注意点は、バイクの熱についてです。

炎天下の中に停めておくと本体が熱を持ってしまい、エンジン自体の温度が高くなる「熱ダレ」が起こる可能性がある
炎天下の中に停めておくと本体が熱を持ってしまい、エンジン自体の温度が高くなる「熱ダレ」が起こる可能性がある

 バイクは炎天下の中に停めておくと本体が熱を持ってしまい、エンジン自体の温度が高くなる「熱ダレ」が起こる可能性があります。

 熱ダレとは、夏場に長時間バイクに乗車している際に起こる現象のこと。軽いオーバーヒートと言っても過言ではない症状ですが、時間を置くことで症状が解消するといわれています。

 人間と同様、バイクにも適度な休憩が必要なので、自分自身の身体を休める意味も込めて、適度に休憩をとりましょう。また、駐車する際はなるべく日陰に止めるよう心がけたり、日陰が無ければシートを被せたりするなどの対策が必要です。

※ ※ ※

 バイクはクルマのようにボディが覆われておらず、ライダーも車体も暑さの影響を受けやすい乗り物です。暑さが厳しくなるこれからの時期、適度な水分補給や休憩をとったり、バイク本体の熱などにも目を配ったりすることで、夏ツーリングをさらに楽しめそうです。

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