見た目も走りも迫力満点!トライアンフ「ROCKET 3 STORM R」はワクワク感満載クルーザー レーシングライダー石塚健の市販車インプレッション
見た目通りのパワフルな走りがお気に入り
では走行していきましょう。流石は2458ccという印象で、超大排気量エンジンはアイドリング時も重低音が際立ちます。
そして低回転域では迫力のある「ドロドロドロ」とした音を響かせながら、グリグリと進む感じ。
そしてクラッチをリリースした瞬間からのトルク感が、やはりレベル違いで「楽しいーー!」。
個人的にも滅多に乗らないクルーザータイプな事に加え、ここまでトルク感のあるバイクに終始興奮気味でした。

ハンドルは広めに設計されていますが、高さは低めで余裕があって、楽なポジションでのライディングが可能です。
電子制御類もコーナリングABSやトラクションコントロール、ヒルホールドコントロール(坂道発進やバックでの上り坂走行時に後退しないようブレーキを一時的に作動させる機能)などの先進的な制御技術が盛り込まれていて、安全性と快適性が非常に高いのも魅力のひとつ。
旋回中にアクセルを開けていっても、グリップが破綻することはないだろうという安心感は、とても不思議な感覚でした。
今回初めてヒルホールドコントロールというものを知りましたが、確かにこれだけ大型のバイクになると坂道では様々なリスクがあるので有り難い制御だと思います。
巨大なエンジンにもかかわらずスムーズで、意外なほど扱いやすいのがROCKET 3 STORM Rの良いところ!
極太240mm幅のリヤタイヤがもたらす直進安心性は他を圧倒しますが、そのタイヤが故に路面のギャップを拾いやすく、道路の割れ目などを通過した際に車体がブレる点が、少々気になったポイント。こればっかりはこの巨体を走らせるには仕方がないのかな? と思います。

それから右側に2本、左側に1本の配置で、独特の3本出しマフラーが装備されていますが、右足とマフラーの距離が近くて少し熱かったです(笑)。
冬場はむしろ暖かくて良いかもしれませんが、夏に乗ることを考えたら何か対策が欲しいと思ったのが正直なところ。
しかし、迫力あるデザインはなんだかザリガニというか、甲殻類の様な見た目で、個人的に一押しポイントでした。
ということで、トライアンフ ROCKET 3 STORM Rのカラーバリエーションは、鮮やかな赤と深みのある黒を組み合わせたカーニバルレッド/サファイアブラック、ダークトーンの配色で力強さと高級感を兼ね備えたサファイアブラック/グラナイト、落ち着いたブルーとマットブラックの組み合わせのサテンパシフィックブルー/マットサファイアブラックの3色展開。価格(消費税込)は298万9000円です。
ROCKET 3 STORM Rは、圧倒的なパワーと存在感を求めるライダーにとってはとっても魅力的な1台! 気になった方は是非、試乗してみてください。最後までご覧いただきありがとうございました!
Writer: 石塚健
(レーシングライダー)埼玉県出身の30歳。3歳からポケットバイクに乗り始め、ロードレースというオートバイ競技に参戦。現在は世界各国で活躍できるライダーを目指して日々、活動中。 2019年から、ヨーロッパでおこなわれる「FIM CEV REPSOL Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップ」への挑戦を開始。2025年は「FIM 世界耐久選手権」に、フランスのDafy-RAC41-Hondaより参戦し世界タイトルを目指します。自身のチームも立ち上げ「鈴鹿8耐」にも参戦! スポンサー募集中です! 応援よろしくお願いします。









