安くて楽しくてカッコイイ! スズキ「ジクサー250」はコスパ最高250㏄

レーシングライダーの石塚健選手が試乗したスズキ「ジクサー250」をインプレッションしてくれました。

愛車としてのバランスナンバーワンは「250㏄」

 皆さんこんにちは! レーシングライダーの石塚健です。最近暖かくなってきましたね! これを書いているのは3月の下旬になるのですが、少しずつ暖かい日も増えてきて、ツーリング中かな? というライダーさん達を見かけることも増えてきました。

 見かけるといえば、町中で見かけるバイクの中でもよく見るのが250ccのバイク、いわゆる“ニーハン”ですが、曲がり角が多く入り組んだ道が多い都内なんかでは、大きい排気量のバイクよりも多く見かけます。

 ニーハンはやっぱり車体がコンパクトで軽いにも関わらず意外にパワフルで、比較的場所もとらず維持費が安く抑えられたりすることから、人気の高いバイクです。

 僕自身も普段はニーハンに乗っていますが、気軽に乗れるところが最も魅力だと思っています。

 そんなニーハンから、今回ご紹介したい1台が、スズキの「ジクサー250」! ジクサー250はスズキが製造、販売するネイキッドスポーツバイクで、スタイリッシュなデザインとコストパフォーマンスに優れた点が特徴の、国内外で人気の高い1台です。

 スポーティでありながら落ち着いた雰囲気で、僕が普段乗っているお気に入りのカワサキ「Z250」に外観がなんだか似ていて、乗る前から期待値が上がりました。

スズキ「ジクサー250」とレーシングライダーの石塚健選手
スズキ「ジクサー250」とレーシングライダーの石塚健選手

 エンジンはスズキ独自の油冷技術「SOCS(Suzuki Oil Cooling System)」を採用した249cc単気筒エンジンを搭載。燃費の良さと扱いやすい特性が特徴で、街乗りからツーリングまで快適に走れるよう開発されています。

 先ずは足着きチェックから。シート高は800㎜で、僕(身長=165cm)が跨ると両足ともに問題なく地面に接地しました。

 250ccクラスのバイクの中では標準的な高さですが、車重が154㎏と軽量なので、足つき自体に不安があったとしても、そこまで怖くないと思います。

 それでは走行していきます。エンジン音は単気筒らしい 、「ドコドコドコ」とした低音が強めのサウンド。単気筒ではあるものの、アクセルレスポンスが良かったです。

 発進時はしっかりとトルクを感じられ、加速もスムーズ。車体が軽いのもあって、パワー不足はまったく感じられませんでした。

スズキ「ジクサー250」の鼓動感と軽快なコーナーを楽しみながら走行する石塚健選手
スズキ「ジクサー250」の鼓動感と軽快なコーナーを楽しみながら走行する石塚健選手

 アクセルを回していくと、やや振動が出る気がしますが、不快なレベルではないし、単気筒の鼓動感が個人的に好きなので、同じ感性を持つ人は特に楽しめちゃうと思います。

 コーナーリング性能は、ダイヤモンドフレームと前後のサスペンションのセッティングのバランスが良く、軽量な車体が振られることなく安定していて、気持ちよく曲げていく事ができました。

 ということで、そんなジクサー250の価格(消費税10%込)は48万1800円。ちなみに同クラス(スポーツネイキッド)の国産バイクの価格は、ホンダ「CB250R」(約56万円)、ヤマハ「MT-25」(約63万円)、カワサキ「Z250」(約68万円)となっているため、ジクサー250は250㏄モデルの中でも特にコスパが良いモデルといえます。

 初めてのバイクを探している方や、街乗り&ツーリングがメインの方、コスパ重視の方におすすめしたい1台です。

 以上、スズキのジクサー250のインプレッションでした。それでは!

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Writer: 石塚健

(レーシングライダー)埼玉県出身の30歳。3歳からポケットバイクに乗り始め、ロードレースというオートバイ競技に参戦。現在は世界各国で活躍できるライダーを目指して日々、活動中。
2019年から、ヨーロッパでおこなわれる「FIM CEV REPSOL Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップ」への挑戦を開始。2025年は「FIM 世界耐久選手権」に、フランスのDafy-RAC41-Hondaより参戦し世界タイトルを目指します。自身のチームも立ち上げ「鈴鹿8耐」にも参戦! スポンサー募集中です! 応援よろしくお願いします。

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