白馬村に2日間で5000人超集まる!? 20回目の開催で初の有料化に反響 『BMW MOTORRAD DAYS JAPAN』多くの集客を誇る理由とは
2025年9月6日から7日の2日間、長野県白馬村で毎年恒例となる『BMW MOTORRAD DAYS JAPAN』が開催されました。2005年からこの地で続くBMWバイクのファンミーティングへの参加は、メーカー不問で入場無料、様々なコンテンツを楽しめるバイクイベントとして数千人規模の来場者を集めるまでに成長し、20回記念の節目に初の有料化へ舵を切りました。
2024年に来場者数がピーク、2025年は有料化に踏み切る
2025年9月6日から7日の2日間、長野県白馬村で毎年恒例となるモーターサイクルイベント『BMW MOTORRAD DAYS JAPAN』が開催されました。そのはじまりは2004年8月に北海道のルスツリゾートで初開催となった「BMW Motorrad Bikermeeting」に端を発し、白馬村に会場を移した2005年から、イベント名の変更やコロナ化の影響でキャンセルの年などを経て、今年で開催20回目を迎えました。

これまでの特徴としては、来場者のバイクはメーカー不問で入場無料、誰でも気軽に、ツーリングの途中や目的地として訪れ、会場に用意されたさまざまなコンテンツを通してより多くの人たちにBMWモトラッドの世界観を感じて欲しいという、プロモーションとしてはたいへん規模の大きな内容です。
「20th ANNIVERSARY(20回記念)」となる今年、2日間の来場人数は速報値で5035人、過去最高人数となった2024年の6457人より減っていますが、それは初めて有料イベントに舵を切ったことが理由だと考えて間違いないでしょう。
それでも5000人を超える数は、初年度としては一定の理解が得られているのではないか、という印象があります。ちなみに入場料は前売り販売で2daysチケット(土日)が2200円、1dayチケット(日のみ)が500円、当日販売はそれぞれ2700円と750円です(消費税10%込み)。
この価格設定をどう受け取るかは人それぞれですが、現場ではこれまで長く参加してきた人や関係者たちから、「あのお祭り騒ぎのようなゴチャゴチャ感が良かったのに」、「この価格で、もらえるのがこのトートバッグ(と記念品)とはチョット……」、「少し覗きに来るだけの他メーカーのバイクに乗るライダーにも見に来て欲しい」など、やや残念に思う声がありました。
その一方で、「あの大混雑が無くて会場を回りやすい」、「最新モデルのまたがり展示で順番を待たなくて済む」、「見たいものがちゃんと見れる」、「駐車場を見ると他メーカーのバイクも結構多かった」、「本当に来たい人が来ている気がする」といった、有料化をポジティブに捉える声もありました。
なお、開催地となる「Hakuba 47 Mountain Sports Park」(長野県北安曇郡白馬村)は、冬はスキー場、夏は様々なアクティビティやオートキャンプ場などが用意されたマウンテンパークです。
ゲレンデの麓の広場や施設建物周辺に特設エリアや試乗会の発着スペース、受付ゲート、出展ブースエリアがあり、それ以外は2輪・4輪の駐車場となっていますが、白馬での開催から数年で駐車容量はオーバーしており、近隣スキー場に専用駐車場を確保して無料シャトルバスで会場と駐車場を運行しています。
新型「R 1300 R」&「R 1300 RS」ジャパンプレミア、テッパンコンテンツは今年も大盛況
日本国内で数千人規模の集客を誇るバイクメーカーのイベントは稀と言えるのではないでしょうか。しかも開催20回目を数えるということは、それだけ人を惹き付けるコンテンツが用意され、なにより地元の理解を得ているからでしょう。簡単なイベントレポートのようになりますが、イベントコンテンツの一部を紹介します。

毎年大好評のコンテンツとしては、受付開始からすぐに枠が埋まってしまう最新モデルの試乗会(オンロード&オフロード)をはじめ、最新モデルまたがり展示(各車またがり放題)、そして観客を大いに盛り上げる、最大傾斜28度のゲレンデをBMWバイクで駆け上がるヒルクライム・コンテストでしょう(抽選10名/1日1回)。
バイクは関係ありませんが、すっかり名物として定着している「はくば豚の丸焼き」は、中央広場で午前中から炭火でじっくり焼き上げたはくば豚を、正午になると切り分けて熱い鉄板で仕上げ焼き、無料で提供。これを目当てに長蛇の列ができますが、無くなり次第終了なので「来年こそは!!」と、食べられずに悔しそうな笑顔も多く見られます。
また、いつのころからか密かなファンを獲得している「エンジン解体ショー」も、毎年多くの来場者の目を楽しませています。ちなみに今年は新型「M 1000 RR」のエンジンが解体されました。
そして今年のサプライズとして、新型「R 1300 R」が正午のサテライトステージで、新型「R 1300 RS」がナイトパーティのステージ上でジャパンプレミアとなりました。
新型「R 1300 R」のアンベールでは、世界で活躍する日本人唯一のフラットトラックライダー大森選手によるパフォーマンスも行われ、特設会場にはタイヤの白煙が立ち上りました。
一方の新型「R 1300 RS」は、ライブステージ上でアンベールされ、20回記念のスペシャルゲスト「はたけ」(シャ乱Qのリーダー/ギタリスト)オンステージという贅沢過ぎるパフォーマンス、すると突如として新型「R12 G/S」のエキゾーストノートが会場に鳴り響きます。ゴーストライダー(松井勉さん)が駆る新型「R12 G/S」はステージ前を横切って真っ暗なゲレンデを駆け上がり、サーチライトが追うという演出(もちろん下りも)で会場は大いに盛り上がり、土曜の夜が幕を閉じました。
一夜明けて日曜日は、9時から集合写真の記念撮影会があり、来場者の帰路も考慮して13時までのプログラムとなっています。
※ ※ ※
毎年デザインが変わるオリジナルTシャツの販売も、参加記念の思い出として人気となっています。メモリアルイヤーの今年はそれにふさわしい「ホットピンク」が採用され、この2日間は白馬周辺がホットピンクに染まる……とまでは言いませんが、かなり目立っていました。
初の有料化による課題も少なからずあるようですが、来年以降も白馬での開催を続けながら、日本で多くのライダーを楽しませるイベントとして定着し続けるのではないか、そんな可能性に今後も注目です。


































