普通自動二輪で乗れるトライアンフ「スクランブラー400XC」 2025年9月発売から販売店への反響は?
普通自動二輪免許で乗れるトライアンフの新型「スクランブラー400XC」が2025年9月より日本に導入されました。発売直後から販売店には反響があるようです。
よりタフに、本格的オフロード性能を強化
トライアンフジャパンは、2025年9月より2026年モデルとして「スクランブラー400XC」を日本導入しました。普通自動二輪免許でも乗れる輸入車として人気を博している「スクランブラー400」がベースの派生モデルで、オフロード性能を強化しつつ、クラシカルで力強いデザインが注目を集めています。

トライアンフの400ccモデルが持つ軽快さとプレミアムな質感をベースに、足まわりは新設計の軽量アルミ製リムを備えたサイドレースデザインのワイヤースポークホイールにチューブレスタイヤを採用し、フロント19インチ、リア17インチサイズがもたらすオフロードでの安定したコントロール性を発揮します。
また、ハンドガードやアルミ製サンプガード、エンジンバーを備えることで、転倒時や飛び石からのダメージを軽減します。
カラーバリエーションは、レーシングイエロー、ストームグレー、バニラホワイトの3色が設定され、ブラックのトライアンフロゴや、ツートーンのシートと組み合わせた精悍な配色が特徴です。
サスペンションには43mm径のビッグピストン倒立式フロントフォークと、150mmトラベルを確保したピギーバック式リアショックを装備しており、ほかにも切り替え式トラクションコントロールやオフロード専用ABSも備え、舗装路から未舗装路まで、幅広いシーンに対応します。
コックピットまわりも現代的にアップデートされており、アナログスピードメーターとデジタル表示を組み合わせたデュアルフォーマットのディスプレイを採用しており、ギアインジケーターや燃料計、USB-Cポートも備え、利便性にも優れた装備となっています。
エンジンは排気量398ccの水冷単気筒DOHC4バルブで、最高出力40PS、最大トルク37.5Nmを発揮します。6速トランスミッションとトルクアシストクラッチの組み合わせにより、扱いやすくレスポンスの良い加速を実現します。
販売店でも注目度上昇中!! 特にデザインが好評
2026年モデルとして新登場となった「スクランブラー400XC」には、販売店でも高い関心が寄せられているようです。
関東圏のトライアンフ販売店担当者は次のように話しています。
「新型ということもあり、問い合わせはかなり多くいただいております。スクランブラー400Xと基本設計は同じですが、ホイールや装備がオフロード寄りになっているため、林道や未舗装路を楽しみたいというお客様からの反響もあります。
特にデザインの評価が高く、『XCのほうがスタイリングが好み』、『カラーバランスが絶妙』といった声をいただいています」
一方、関西圏の販売店からも、注目の高さを示す声が届いています。
「問い合わせの件数は多く、すでに見積もりを取られた方もいらっしゃいます。スクランブラー400Xと枠組みとしてはあまり変わりませんが、デザインで好みが分かれているようです。
燃料タンクやホイールのデザインが変わっておりますので、『よりシックでかっこいい』などのお声をいただきました。
問い合わせの件数としては、レーシングイエローとバニラホワイトが多い傾向にある印象です」
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トライアンフの「スクランブラー」シリーズは、1950年代のファクトリースクランブラーの系譜を受け継ぎながら、現代のテクノロジーと融合させて進化を重ねてきました。「スクランブラー400XC」はその系譜をしっかり引き継ぎつつ、より親しみやすいモデルと言えるでしょう。
車両本体価格(消費税10%込み)は100万円を下回る94万9000円で、400ccクラスでトライアンフらしい個性と質感を求めるライダーにとって、新たな選択肢として注目を集めているようです。














