小学生の子供と「電動アシスト自転車」(e-BIKE)の共有は「アリかナシか?」 ポイントは重さだけじゃない?
軽い力でラクに漕ぎ出すことが出来る電動アシスト自転車(e-BIKE)は、もはや日常生活に欠かせない道具として一般的な存在です。大人だけでなく、小学生以上の子供にも需要はありそうですが、実際に乗ることができるのでしょうか。
子供向けのe-BIKEもある!?
軽い力でラクに漕ぎ出すことが出来る電動アシスト自転車(e-BIKE)は、もはや日常生活に欠かせない道具として一般的な存在です。
とくにチャイルドシートが最初から装着された子乗せタイプは、子育て中の家庭において大活躍するのではないでしょうか。
しかし子乗せ自転車に乗せられる子供は小学校入学前までとされており、以降は「子供の自転車デビュー」となります。
そしてすでに自転車の乗り方を覚え、身長も150cmを超えたくらいの子供と共有で電動アシスト自転車の購入を検討するのはアリなのでしょうか。自宅の周辺に坂道が多い環境では、子供にとっても便利な移動ツールとして活躍するはずです。
そこで自転車販売店のベテランスタッフに相談したところ、小中学生に電動アシスト自転車はオススメできないとのこと。
その理由は「成長期なので、脚力をつけるためにアシストはない方が良い」、「アシスト付きは重いため小学生には取扱いが難しい」ということでした。

実際に、子供が電動アシスト自転車を動かせるかどうか試したところ、フラフラと不安定で支えきることが難しく、「転んでしまったときに起こすのは大変かもしれない」との感想でした。
なお、法律上は電動アシスト自転車の運転に年齢制限はありません。2024年にはパナソニックから、適応身長135~150cmの「XEALT SJF」という子供向けの電動アシスト自転車も発売されています。
また、20インチ程度の小径車であれば、子供でも乗りこなすことができそうです。一般的な電動アシスト自転車の重さは20~30kgで、子乗せタイプは安定感を重視しているため約35kgもの重さがありますが、小径車はそれよりも軽くコンパクトです。
とはいえ、バッテリーを搭載しない通常のママチャリ(シティサイクル)などと比べると重さを感じます。もし外出時にバッテリーが切れてしまったら、その重量感は小柄な体格の人や小学生にとってはなかなか苦労するかもしれません。上り坂ではなおさらで、もし転倒してしまったら下敷きになってしまうリスクもあります。
「思わぬスピードが出てしまう」という点も、運転技術が未熟な場合にはやっかいなポイントです。漕ぎ始めの加速にも気を付けなければなりません。
ちなみに、電動アシスト自転車同様の便利な乗りものとして「電動キックボード」もあり、道路交通法上の区分ではクルマや自転車と同じく「車両」です。
2023年に施行された改正道路交通法で「特定小型原動機付自転車」という新しい区分が生まれ、街中でよく見かけるシェアリングサービスなどの電動キックボードは概ねこの区分のもののようで、免許が無くても運転が可能ですが、原付と同様16歳以上という年齢制限があるので、当然ながら小学生が利用することはできません。
このように、もしも小学生の子供と電動アシスト自転車を共有しようと考えた場合、子供の体格や体力、交通安全への十分な理解など、家族で話し合う必要があるでしょう。




