ル・マンやバルセロナも戦いの舞台に!! ハーレーの「バガーレース」が2027年は全8戦に拡大!!【EICMA2026】
ハーレーダビッドソンのバガーレーサーが、MotoGPの舞台で激突する世界選手権「FIMハーレーダビッドソン ・バガーワールドカップ」の2027年シーズンは、開催7カ国、全8戦16レースへ拡大し、ル・マンやバルセロナ、ポルティマオなど世界の名門サーキットを転戦します。参戦チームやスポンサー体制が、EICMA2026にて明らかになりました。
世界の名門サーキットに「バガー」が集結
MotoGPの併催レースとしてシリーズ戦が始まり、初年度から大きな注目を集めた『FIM Harley-Davidson Bagger World Cup(ハーレーダビッドソン・バガーワールドカップ)』の2027年シーズンの開催カレンダーが、イタリア・ミラノで開幕した「EICMA2026」(ミラノ国際二輪車ショー)にて発表されました。
第2シーズンはさらに規模を拡大し、7カ国で全8戦16レースを開催することになり、フランス、スペイン、ポルトガルの3カ国が新たに加わり、4月から10月まで世界各地を転戦します。
開幕の舞台は、アメリカ・テキサス州オースティンにあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)です。4月23~25日に開催されるMotoGPアメリカズGPとともにシーズンがスタートします。
新たに加わるのは、フランスのル・マン、スペインのバルセロナ、そして最終戦の舞台となるポルトガルのポルティマオです。バルセロナは、2024年にハーレーのレーシングバガーがヨーロッパデビューを飾ったサーキットでもあります。
また、イタリア・ムジェロ、オランダ・アッセン、オーストリア・レッドブルリンク、スペイン・モーターランドアラゴンも引き続き開催地に名を連ねています。
開幕戦のCOTAでは、レース観戦だけにとどまらない特別なファン向けプログラムも用意されます。専用グランドスタンドでの観戦や、バガーワールドカップのパドックツアー、ライダーとの交流、サイン会などに加え、自分のハーレーでサーキットを走るパレードラップまで楽しめます。
5チーム11台が参戦!
参戦体制も明らかになりました。2027年シーズンは5チーム11台が暫定エントリーします。Joe Rascal(ジョー・ラスカル)、Saddlemen Race Development(サドルメン・レース・デベロップメント)、Niti Racing(ニティ・レーシング)が各3台、Kyle Wyman Racing(カイル・ワイマン・レーシング)とMad Monkey / Tobacco Road Harley-Davidson(マッドモンキー/タバコロード・ハーレーダビッドソン)が各1台を投入します。ライダーの顔ぶれは今後発表される予定です。

さらに注目したいのが、レーシングマシンの進化です。ハーレーダビッドソンはチームやテクニカルパートナーと連携し、エンジン性能の向上に加え、ハンドリングの改善や新たな空力ボディワークの開発にも取り組んでいます。
サーキットで培った技術は、市販車やスクリーミンイーグルのパフォーマンスパーツにも還元されていきます。
ダイノジェットが冠スポンサーに
長年にわたってテクニカルパートナーを務めてきたDynojet(ダイノジェット)が、新たに冠スポンサーに就任しました。シリーズ名称も『FIM Harley-Davidson Bagger World Cup Tuned by Dynojet』となります。
タイヤサプライヤーのダンロップも契約を更新し、技術面やサーキットでのサポートを継続します。
大排気量Vツインを搭載したレーシングバガーが、MotoGPの舞台で火花を散らす。ハーレーならではの豪快なバトルが見どころです。2027年は開催数も舞台も拡大し、さらに熱い戦いが期待されます。

Writer: 青木タカオ(モーターサイクルジャーナリスト)
バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。自らのモトクロスレース活動や、多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク技術関連著書もある。








