今年の秋こそ“自転車ダイエット”!? 「メッツ」で分かる消費カロリーと無理なく続けるコツ
食欲の秋は体重も気になるところですが、日々の移動に使っている自転車をダイエットに取り入れ、運動の強さを表す「メッツ」をもとにどれくらいカロリーを消費できるのか、無理なく続けるコツとあわせて紹介します。
コストもスキルも不要な「自転車ダイエット」
実りの秋は美味しいものが次々と目に入る誘惑の季節であり、体重も気になるところです。ダイエットを意識してジムに通うのは時間もお金もかかるし、これからランニングをはじめ、続けるには根気が必要です。
そこで、ウォーキングやジョギングと同じ「有酸素運動」で、通勤・通学や買い物など日常的に使っている自転車に着目します。
運動や身体活動の強さを知る目安となるのが、「メッツ(METs)」です。座って安静にしている状態を1メッツとして、その何倍のエネルギーを使うかを表します。主な運動の値は以下の通りです。
・普通歩行(約4km/h):3.0メッツ
・速歩(5.7~6.3km/h):4.8メッツ
・ジョギング:7.5メッツ
・水泳(クロール、ふつうの速さ):8.0メッツ
・自転車(16km/h未満、通勤・レジャー):4.0メッツ
・自転車(16.2~19.3km/h):6.8メッツ
・自転車(19.4~22.5km/h):8.0メッツ
自転車はゆっくり走っても速歩と同程度の運動強度があり、ママチャリ(シティサイクル)でも少しペースを上げて時速16~19キロ程度で走れば、ジョギングに近い強度になります。時速20キロ前後なら、水泳(クロール)と同じ8メッツになります。
消費カロリーは「メッツ値×体重(kg)×運動時間(h)」で計算できます。体重60kgの人が30分続けた場合、普通歩行が約90kcal、速歩が約145kcal、ジョギングが約225kcalで、自転車ではゆっくり走っても約120kcal、時速20キロ前後なら約240kcalになります。
では、通勤・通学で使った場合はどうでしょうか。体重60kgの人が片道5kmの道のりを自転車で往復すると、次のようになります(※本記事中の数値はあくまで目安として計算したものです)。
・のんびり走る(約15km/h・往復約40分):約160kcal
・少し速めに走る(約18km/h・往復約33分):約225kcal
・しっかり走る(約20km/h・往復30分):約240kcal
これを週5日続けた場合、体脂肪1kgは約7200kcalに相当すると言われているので、のんびり走って1カ月(4週間)で約0.4kg、少し速めに走れば約0.6kgの減量が見込めます。
数字だけ見ると地味に感じるかもしれませんが、わざわざ運動の時間を作らなくていいのが大きな利点です。また同じ距離でも、ペースを上げるほど消費カロリーが増えます。

続けるコツは「無理をしないこと」です。雨の日や体調がすぐれない日、猛暑や凍結が心配な日は避けて、ペースの目安は息が弾んでも会話ができる程度にします。
ギアを軽めにしてペダルをくるくる回すようにすると、脚への負担を抑えながら走りやすくなります。また電動アシスト自転車(e-BIKE)でも有効で、アシストが強めで4.0メッツ、軽めなら6.0メッツと、しっかり運動になります。
走行距離や消費カロリーを自動で記録してくれる無料のスマホアプリも利用すれば、成果を見える化できてモチベーションの維持に役立つでしょう。
ただし、往復160kcalはおにぎり1個分ほどなので、食事とのバランスも意識したいところです。
なお、2026年4月から自転車にもクルマやバイクと同様の「青切符」(交通反則通告制度)が導入されています。一時停止や信号を守ることは当然ですが、二段階右折や歩行者優先の無視、逆走などはいまだに見かける光景です。
ダイエットのつもりが違反で反則金……とならないよう注意が必要です。また、義務ではありませんがヘルメットの着用も、自身を守るために必須装備と捉えた方が良いでしょう。































